謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日の巌窟王の感想。
サブタイトル §
第十九幕
たとえ、僕が僕でなくなったとしても
あらすじ §
アルベールは家出します。
詐称貴族扱いされ門番に襲われますが、ルノーに助けられます。
カバルカンティは、ダングラール夫人をたらしこみます。
モンテ・クリスト伯爵はダングラールを破産させる復讐を開始します。
財産を失ったダングラールは、ユージェニーとカバルカンティの結婚を強制的に急がせます。
深夜、家を出ようとしたユージェニーはカバルカンティに襲われます。
感想 §
面白いのは、アルベールに降りかかる災難ですね。
門番のやったことは、明らかにこの世界においても犯罪でしょう。
いくら、アルベールが詐称貴族ということになったとしても、好き勝手に殴ってバイクを我が物にして良いとは思えません。
しかし、たとえそうだとしてもアルベールにはどうすることもできないわけですね。その無力感が、とても興味深い展開です。
そして開始されるダングラールに対する復讐。そこでの見どころは、ダングラールよりも、それによって翻弄されるユージェニーですね。あまりに野獣のようなカバルカンティに襲われるシーンの悲劇性と、そこから醸し出される色気。ああ、なんと可哀想なユージェニー。そして、その哀れな部分を娯楽として消費していく視聴者達。
今回の一言 §
伯爵への愛を持って暴走を止めようとするエデ。ここにも身を切られるような悲劇がありますね。