謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日の巌窟王の感想。
サブタイトル §
第二十幕
さよなら、ユージェニー
あらすじ §
ユージェニーとカバルカンティの結婚の調印に、ペッポの助力を得たアルベールは入り込みます。
ペッポが騒動を起こし、その混乱の中でアルベールはユージェニーを連れ出します。
そこに、警官隊が乱入し、カバルカンティを経歴詐称などの罪で逮捕します。
アルベールとユージェニーは真の愛を得ます。
ユージェニーは旅立ちますが、フランツの手紙をアルベールに渡します。
誰も恨むな、という手紙の内容を見て、アルベールはモンテ・クリスト伯爵と会って話をする必要があると思います。
感想 §
これは爽快!
悪党のカバルカンティ、そして、欲の奴隷となったダングラール。
彼らの道具になったユージェニーを華麗に助け出す若者達。
非常に良いのは、アルベールの友人達が、皆アルベールとユージェニーの味方であることですね。彼らは、けして、アルベールが貴族だから付き合っていたわけではありません。たとえ、アルベールが貴族ではないとしても、全面的な好意を見せてくれます。そこが、とても大きな救いというだけでなく、爽快感すら感じさせます。
特に、リュシアン・ドプレーやポーシャンの態度が良いですね。彼らは、特に事前にアルベールと示し合わせていたわけではないのに、その場の即興で彼に効果的に協力します。その阿吽の呼吸が爽快ですね。
そして、ペッポの魅力。調印の場でいきなり語り出す彼女もなかなかの役者ですね。一人で立ち去る時に、靴を脱いで歩き出す印象的な描写もナイスです。
しかし、最も印象深いのはアルベール。何とメイド姿の女装で会場に侵入。よりによって女装とは! しかも、女装姿から正体を一目で見抜くユージェニーも、ただ者ではありませんね。やはり、愛のなせる技?
今回の名台詞 §
リュシアン「あいつは貴族じゃない。自由なんだ」
貴族ではないことを肯定的に捉えた印象的な台詞ですね。