今日は、「第24回 エコール・ド・シモン人形展」に行ってきました。
内容は、上記サイトに以下のように記述されている通りでした。
四谷シモンの新作、少年の人形とエコール・ド・シモンに学ぶ人たちエコール・ド・シモンで学んだ人たちの人形を紹介し、販売します。
なぜこれに行こうと思ったのか §
その理由は、押井守監督の映画「イノセンス」の登場人物(?)のキムのモデルになった人形を四谷シモンが作っていたという話にあります。
四谷シモンの作品は、東京都現代美術館の球体間接人形展でも見ているはずですが、もっとちゃんと見ておきたいと思っていました。
その内容は? §
しかし、上記公式サイトの言葉から分かる通り、大半は彼ではなく、彼の弟子の作品でした。
そして、予想よりも過激度は低かった感じがあります。
とはいえ、凶悪な作品もあって、なかなか刺激的でした。
満足か不満足かと言えば、満足です。しかし、そこにある、ある種の病理性が自分を浸食しそうな怖さも感じられたのは事実です。
ちなみに、見に来ていたのは、ほとんど女性でした。場違いな感じを受けましたが、そこはでかい態度で乗り切りました (笑。
ほとんどつぶやきにしかならないのだが §
丁度読んでいた、大塚英志の「おたく」の精神史一九八〇年代論に出てくる「フェミニズムのようなもの」と、シモンの弟子の女性が作る人形は、どこか重なるような気がしました。
女性の手によって、人形によって仮想化される身体と、そこに可愛い女性性が付与される二重性が、それとの関連性を意識させました。それが適切な印象か分かりませんが。
もうちょっと丁寧に書かないと、予備知識のない読者には何が何やら分からないと思いますが、ここでそれを書く余裕がないので「御免!」。興味のある人は、上記書籍を読んで下さい。