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モジョロボは、実は格好良い。力強い手、鋭い目、パワーを感じさせる短躯、両胸のメーター、そして左右に突き出す尖った飾り(?)。唯一の欠点は、コクピットに乗ったモジョ本人かもしれない。
トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。
今日のパワパフZの感想。
サブタイトル §
第11話「宇宙までプリンセス!」「ケーキ泥棒を追え!」
あらすじ「宇宙までプリンセス!」 §
人々を買収して目立っていた白銀姫子は、出動するために抜け出すガールズが目立つために行動していると誤解し、ガールズにつきまといます。
そして、姫子はモンスター・プリンセスに変身してしまいます。
宇宙人を地球名物地球クッキーで買収したモンスター・プリンセスは隕石を学園に降らせます。しかし、自分も隕石に当たり、自滅します。
ガールズ出動の理由となった親爺モンスターは、実は単にガールズのサインが欲しかっただけだと分かります。親爺モンスターは、サインをもらうと去っていきます。
あらすじ「ケーキ泥棒を追え!」 §
モジョはケーキ屋を襲います。
ブロッサムはケンのケーキを屁理屈で盗んで食べようとします。しかし、出動することになり、ケーキを食べられません。
ブロッサムは、ケーキを奪うモジョに我を忘れ、街を壊しながらモジョを諭します。しかし、その言葉はそのままブロッサムにも当てはまるのでした。
モジョはガールズを冷凍庫に閉じこめ、氷かきで粉々にしてしまおうとします。しかし、ケンの機転でバターカップのスカート姿を褒めさせます。バターカップは怒りに燃えて氷を壊して脱出します。
モジョは倒され、モジョの集めたケーキは空から降ってきます。
ブロッサムはそれを独り占めしようとしますが、さすがに正義のヒロインがそれではまずいと思い、人々にケーキを譲り、自分は食べ損ねたケンのケーキを食べに戻ります。
しかし、そのケーキは降ってきたケーキの1つと誤認され、既に食べられていました。
感想 §
今回の見所は、やはり地球名物地球クッキーで宇宙人を買収できるという描写でしょう。普通に考えれば、地球の通貨を渡しても宇宙人には価値がないはずです。しかし、現物で買収するとなれば話は別です。それにしても、いったいどのようなクッキーなのか……。
もう1つは、完全にモジョ並となったブロッサムの大活躍でしょう。ケーキを盗み、街を壊す……。どこが正義か分からない行動に浸るブロッサムと、それを冷静に見ていて尻ぬぐいをしているバブルスとバターカップという描写は、実に人間くさくて良いですね。
人間誰しも駄目なところがあるわけで、常にブロッサムがモジョより偉い訳ではありません。誰でも、最低だと思った他人並みに、それと気付かずに堕落することはあり得るわけです。
しかし、だからといって彼女を見捨てることはなく、きちんと付き合ってくれる仲間達も、良い意味での人間らしい優しさがあると思います。
今回の一言 §
サインが欲しいだけのオヤジモンスターもいい味を出しているぞ。
それから、ブロッサムをかき氷にするというシーンは考えようによってはとても残酷です。あのままハンドルをまわしていけば、ブロッサムの身体が刃で削られて血が飛び散ってスプラッターなシーンが展開されることになります。そういう血まみれの予感を感じさせつつ、実際にはそれを見せない構成は見事ですね。