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全ての元凶は自分にあると知り、そして自分の心が育てたイドの怪物と対決する八雲。それは、もう一人の自分と戦うことに他ならない。だが、もはや八雲の顔に迷いはない。こうして人は大人になるのだろうか。
トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。
今日のNARUTOの感想。
サブタイトル §
第207話「封じられたはずの能力(ちから)」
あらすじ §
ナルトは、八雲のアトリエに乗り込みます。
そこで、全ての真相が明らかになります。
3代目と紅が倒そうとしたのは八雲ではなく、八雲の中にいたイドの怪物でした。
八雲の両親を殺したのは、そのイドの怪物だったのです。
八雲は紅に励まされ、心を強く持ってイドの怪物を退治します。
感想 §
イドの怪物と来ましたか!
これは、おそらく1956年製作のアメリカ映画「禁断の惑星」を原点とする怪物です。
不正確で間違った表現をするなら、イドとは潜在意識のことで、それが具現化したものがイドの怪物です。この怪物の怖さは、人の心が生み出しているという事実にあります。どのような怪物よりも、人は恐ろしい存在かもしれません。
しかし、イドの怪物は、同音異義語の「井戸の怪物」と混同され、井戸から出てくる怖いもの……という錯覚を多くの日本人に与えたのでした。
そして、今日もまた、同じ勘違いを持った日本人が何人も生まれたことでしょう (笑。
今回の一言 §
最終的にドラマが「自分で自分の決着を付ける」という形に収まったのは良いですね。心の問題は、自分で決着を付けねばならないのです。他人が手助けできる範囲はとても限られています。