アニメ感想家トーノZEROのアニメ感想を始めます。
今日のパワパフZの感想。
サブタイトル §
第37話「飛び出すマンガのモンスター!」「ガールズ、休業!」
あらすじ「飛び出すマンガのモンスター!」 §
売れない少女漫画家志望の男にカレが取り付きます。
絵に描いたものを実体にする力で、ガールズを追い詰めます。
しかし、漫画を愛する男の気持ちはカレの思惑とすれ違います。
最後に、カレの絵を描きますが、ついに実体にはならずに終わります。
男は、少年漫画家として成功します。
あらすじ「ガールズ、休業!」 §
ガールズは卒業できないピンチに陥り、試験中は出動しないことになります。
しかし、そういう時に限って複数のモンスターが暴れます。
ユートニウム博士、ケン、ピーチは出動し、モンスターを退治します。
感想 §
今回は前後編ともに面白い!
前編は、ベレー帽にメガネといういかにも古典的なファッションの漫画家志望の男がまず面白いですね。絵が上手いし、漫画にもこだわりがある誠実な男です。結局、彼が上手くいかない理由は少年漫画向きのなのに少女漫画にこだわったところだけです。そのことを、ももこが指摘することで成功を掴めます。
つまり、この話はパワパフZによるカレの被害者の救済ではあるものの、スーパーパワーで戦って救済するのではなく、漫画読みとしてのももこのセンスが男を救ったことになるのです。スーパーパワーに依存しない救済というのは、暖かみのある良い話ですね。
後編も面白い! ノリノリで戦うユートニウム博士、ケン、ピーチも面白いですが、彼らに気付いたガールズが鉛筆転がしなどの運に頼った方法で彼らの救済よりも試験を選ぶ描写も面白い! 彼らは運に頼っているのではなく、運に頼ったふりをしつつ実は試験を選んでいるのに過ぎません。ぬけぬけと、そのような行動に出る3人が面白いですね。しかも、答が分からないので、答案まで運に頼っています。
今回の一言 §
ユートニウム博士、ケン、ピーチの3人の背景が、激しい爆発(?)を描いた書き割りだったりする描写も面白いです。