既刊一気読みは既に終わっていますが、一応まとめを書いておきます。
全般的な流れとして §
総合的な水準は、修学旅行編の途中からグッと上がってきた感がありますが、それはさておき、学園祭編の盛り上がりは凄かったと思います。
学園祭編中盤から、やめられない止まらない状態になり、一気に超の帰還まで読まされてしまいました。
それを考えると、かなり面白かったと思っていた超の帰還からメガロメセンブリア到着までの間が、ある種の「ぬるま湯」だったことが実感されます。フェイトの「ぬるま湯に浸かりすぎ」発言も、納得できます。しかし作品作りとして「ぬるま湯」を用意することは間違っていません。作品にメリハリが付くからです。問題は、常時熱くすることではなく、良い「ぬるま湯」を提供することであって、ネギま!はそれに成功していると思います。
その他 §
忘却の結果、何となく良く分かっていなかったいろいろな繋がりが分かりました。
- フェイトとネギの因縁
- メガロメセンブリアに出たフェイト配下の女(明日菜を知る)の正体
- 龍宮隊長が持っていたというパクティオカードがクウネルのカードと同じ状態 (契約者が死んでいる状態)
ネギは誰と結ばれるのか? §
超は中国系に見えますが、イギリス系のネギの子孫を名乗っています。
ということは、中国系の血が途中で入ったことになります。
一方で、超と古菲は相性が良く、実は印象に似通ったところがあります。
ということで、ネギは最終的に古菲と結ばれるという、現状ではかなりあり得そうもない結末が1つの案として浮かんでしまいました。(まあ、とうの昔にファンの誰かが言ってるアイデアだと思いますが)
ナギはカモか? §
オコジョにされたナギがカモである……というのは誰でも思い付くアイデアのようです。こうして読み通して思ったのは、以下の2点です。
- カモがオコジョにされたナギでも違和感のない描写がけっこうある (時系列的にも矛盾はない)
- しかし、ナギ生存に関する情報について語るカモの態度は、ナギを他人と認識しているように見える
以上から、カモはナギではないが、ナギの分身的存在としての別人であるという仮説を立てました。たとえば、オコジョになったナギが作ったオコジョの子とか。まあ、いずれ事実が明かされるのでしょう。それまでは、あり得そうもない妄想をもてあそべるわけです。
バッジゲット失敗 §
22巻の白き翼バッジ付き限定版が既に締め切られているのに気付きました。
ありゃりゃ。
これを見せつけながら、「奪うことができたらイギリス旅行ご招待(嘘)」と見得を切ってみたかったのに。
まあいいか。
今後について §
せっかく21冊がまとまったので、ぜひ書棚にきちんと並べて保管したい……。
現状では難しい要求ですが。
それはさておき、この先もネギま!の単行本は出るごとに読んでいきたいと思いました。さすがに掲載誌までは買えませんが。