桜上水に存在した三井牧場(三井高井戸牧場)に言及する建設会社サイト

　京王線の沿線、しかも東京23区内に、かつて牧場がありました。

　名前を三井牧場(三井高井戸牧場)といい、昭和37年まで存在したといいます。

　跡地は桜上水団地です。

　まあ、下高井戸や桜上水に昔から住む方々や、このあたりの郷土史に興味がある人なら知っていて当たり前の牧場ではありますが。(かなり有名だったらしい)

　まさか、鹿島建設のサイトにこの牧場に言及するためだけのページが存在し、そこで鹿島建設との関わりが書かれているとは。(宮崎駿ネットワーカーFCの麦茶さん、情報感謝)

　ちなみに、以下のように書かれていますが……。

この地で初めて電灯を引いたのは三井牧場で「電柱と電線を持てば電気を引いてあげる」と、近隣の3軒の農家にも電灯をともした。

　この当時、電力事業は電鉄会社が行っているものであり、当然京王電気軌道(現京王線)から電力供給を受けたものでしょう。つまり、線路に近い位置に牧場を作ったからこそ可能だったことなのでしょう。電車の窓から見える路線近くに牧場を作る必然性は確かにあったことになります。(もちろん、それだけではないでしょうが)

余談 §

　少し検索してみると、なんと鹿島だけでなく大成建設のサイトでも言及されていました。

　といっても、こちらは歴史コラムで取り上げられただけで、特に大成建設との関わりがあったわけでもないようです。