めきめきと実力を上げるネギパーティーの面々 §
21巻にバラバラに分断されたネギパーティーの面々ですが、22巻の紆余曲折を経て、23巻にはめきめきと実力を付けつつあります。
しかも、「仲間」として集団行動せず、誰にも甘えられない異国の地で1人単独ないし少人数集団として行動することで、一皮むけた感があります。
特に、のどかと夕映。のどかは、他人ばかりのパーティーに1人で入って、必要な魔法アイテム集めとアーティファクト活用のコンボを完成させています。夕映は、記憶を失っていますが、ドラゴン相手に実力も十分ではない3人を指揮してまさに主役のリーダーといった存在感を見せます。
つまり、紛れもなくパーティー分断は、ネギパーティーの実力アップに繋がっています。
であるならばフェイトのプレゼントはこのことか? §
21時間目、189時間目、フェイトの台詞より
こちら側へ来るには、君は少しぬるま湯に浸かり過ぎていたんじゃないか?
ここからの現実は僕から君へのプレゼントだよ
ここでいう「プレゼント」という言葉は、一見して「貴様にはこの拳を進呈してやろう」と言いつつ殴るような「相手に何かを贈るような表現を用いつつ攻撃する」表現のようにも見えます。
しかし、フェイトがこの展開を予測していたとすれば、意外と本気で相手にプレゼントを贈るつもりで言った、という可能性もあり得そうです。
そのことは、23巻でのフェイトの態度を見ても肯定できます。何しろ、ネギがラカンのところで修行していると聞くと、それが嬉しそうだとも受け取れる態度を示しますから。ただ、倒すためにネギを強くしているという感じも受けます。