2008年12月13日
川俣晶の縁側歴史と文化歴史資料館巡りtotal 4819 count

杉並区立郷土博物館・「養蚕の道具」・ミニ写真展「杉並の電車」

Written By: 川俣 晶連絡先

 今日は杉並区立郷土博物館に行って、「養蚕の道具」ミニ写真展「杉並の電車」を見てきました。

杉並区立郷土博物館

「養蚕の道具」 §

 長屋門で開催。単なる養蚕の道具の展示だけでなく、蚕糸の森公園の前身である蚕糸試験場の歴史も踏まえた解説になっていました。むしろその方が興味深いかも。ちなみに、蚕糸の森公園は入ったことはありませんが、社会保険事務所に行くときにいつも前を通り、気になっていた施設です。(会社経営者はしばしば社会保険事務所に行く用事があるのよ。最近は郵送で済むようになったからあまり行かなくなったけれど)

ミニ写真展「杉並の電車」 §

 2階で行われた写真展です。いろいろな写真を見ていると、これは特に凄かった、という写真もありませんでした。しかし、1つのテーマに沿って写真が並んでいるのは見ていて気持ちが良いものでした。だから良い展示だったと思いました。

 気持ちが良かったので、E233系と201系のペーパークラフトを買いました。中補強板(組み立てれば見えないはず)に車内の断面の絵が描いてあるお茶目なものです。

図書コーナー §

 いま1つ充実度が足りない杉並区立郷土博物館の図書コーナーですが、杉並風土記と高井戸関連の刊行物を見ているだけで山ほど時間を使えることに気付きました。

 たとえば、杉並風土記では馬車鉄道建設時の反対運動が具体的な陳述としてあったという記述が見られ、これによって甲武鉄道の路線が現在の路線に決まったとされています。これは、いわゆる鉄道忌避伝説と絡めて、具体的に裏付けを要検証だと思いました。また、高井戸関連の刊行物(正式タイトル忘れた! あれまあ!!)では、高井戸を石高の割に生産性の低い土地=寒村と位置づけていますが、これも要検証です。網野善彦さんが指摘するように、書類上の農民が本当に農民であるかは分からないからです。

 しかし、今日のところは「そういう件もあるよ」というだけで終わりにしておきました。

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