偶然に気付いたものです。
松沢小学校南方……というには、やや離れていますが。
以下の写真の道路は、道路の規模に比して立派すぎる歩道があり、しかも歩道ないしそれに相当する部分がかなり長く続いている(特定施設の前だけではない)という点で、いかにも世田谷暗渠っぽいムードです。
場所は以下の通りです。
下水道台帳に記載はなく、少なくとも下水道網に組み込まれた暗渠は無いようです。この下にまだ空洞があるのかどうかは分かりませんが、おおまかに暗渠の遺構と捉えるのが妥当そうに見えます。
さて、なぜこれに注目するのかといえば、松沢小学校南方を流れる北沢川支流の最終的な姿の痕跡と考えると、位置的にしっくり来るからです。この支流は標高データや古地図の記述から考えて、存在するであると推定されながらも、なかなか明確な姿が見えてこなかったものです。(たとえば、桜上水Confidentialさんが取り上げた目黒筋御場絵図に見ることができる)。
ちなみに、これは規模的に支流ではなく、単なる農業用水として扱われていただけであり、資料に残りにくい存在だったのかもしれません。
2009/03/10追記 この支流は別の場所に合ったようです。詳しくは北沢川・松沢小学校南部支流(仮称)の探索と標高データとの照合参照
感想 §
下高井戸駅南方で最大の謎と感じていた支流問題に、意図せずしてヒントが……。
やはり、頭で考えるよりも歩く方が役立ちますね。