西崎さんはやはり騒動を起こす人です。今回は若い人に対して30代、40代の真似をするなと言っています (映画パンフ)。本当に30代40代はダメなのでしょうか?
言葉の真意を読め §
もちろん、特定の世代の人間は全てダメ、といった言い方にはいかなる正当性もありません。ここは、そう読んではいけない部分です。
さて、実際に私は40代ですが、西崎さんの言いたいことは良く分かります。
というのは、同世代に手本にすべきではないろくでもない大人は山ほどいるからです。
たとえば、ネット上の発言の中核をなすのは30代から40代だろうと思いますが、ネットは嘘、不確かな情報ばかりとも言えます。
また、ネット上の泥棒行為の正当化も後を絶ちません。
ネット上の正義が怪しいことも珍しくありません。
ビジネスの世界でも大差ありません。
嘘のような景気の良い話をするビジネスマンも後を絶ちません。
おそらく、西崎さんの周囲に群がる30代、40代も似たようなものなのでしょう。
こういう連中を手本にするな、という趣旨であれば大賛成です。
ではまともな人たちはどこへ行ったのか? §
まともな人たちというのは、仕事でへとへとになって、情報発信などろくにできない人を示すのですよ。
30代40代でも、家族のため、社会のため、自分のために働いている人はやはり立派で、そういう人もいます。
しかし、立派であっても彼らは目立ちません。そういうものではないでしょうか?
(だから、必死に正しさをアピールするような連中をお手本にしてはいけない。正しさをアピールしない奴はどうかって? それは「曇り無きまなこで自分で見定めて」自分で決めろ!)
おまえはどうなのだ? §
もちろん私はお手本になりません。こんな大人になってはいけないお手本です。
ちなみに、出版不況で仕事が減って、ヤマト復活編という良い刺激がもらえたからこういう文章を書いていますが、本来なら書いていないところですね。
あるいは、Web媒体で書く仕事があればWeb上に書いていて、それがずっと残るからWeb上の言葉が多いように思えることもあるかもしれません。しかし、それはそれです。