昨冬のコミケで頒布されていたという同人誌をいくつか見せてもらいました。
おそらく §
たぶん作者本人か周囲の人は私の書いた文章を見ていますね。そもそも、復活編で検索すると割と上位に来てしまったりするあたり、そもそも少数派のヤマトファンの中で、肯定的に西崎復活編などという言葉を真面目にぶちあげるのは更に少数だったようで。
真田の弟 §
真田が死んでしまい、真田の弟の大工が乗り込んでヤマトが木造になっていく話。話の本筋はギャグですが、絵に込められた凄みが半端ではないことがある種の「ヤマトに対する本気」を見た気がしますね。
昭和 §
格好を付けた古代君の背後で娘が「お父さん昭和の匂いがする」と嫌な顔。
こういう揶揄される世界に生きているのがヤマトというものです。
昭和で悪いか! (笑)
全般的に §
ヤマトは全くコミケでは少数派であり、復活編を契機にしても多少見られる程度で、大勢力になる気配もないようです。しかし、それでいいわけです。ヤマトファンはどこの世界にも少数いるが、別にコミケやオタクに多いわけではありません。オタクであることと、ヤマトファンであることは完全に別個の直交した概念であり、関連はないのでしょう。
従って、今時の流行の萌えがぜんぜん理解できなくてもいいわけです。
そもそも、深夜アニメやUHFのアニメはほとんど知らないし。
オタクが勧めたり人気のあるコミックや小説をわざわざ買って読んだこともありますが、ぜんぜん面白くなかったし。
そもそも、抱き枕が流行ることが理解の範囲外です。それを嫁と真面目に称する発想そのものが全く理解の範囲外です。
というわけで。宇宙からのメッセージとかシャンブロウまで語ってしまうヤマトファンと見られることは全くOKですが、オタクと見られるのは全くの無理解というものでしょう。なにせ、オタク文化が分からないことについては自信があるわけですから。むしろあれこそが倒すべき悪の文化でしょう。
というか、今時のオタク文化というのはヤマトの敵として横たわったプロ野球文化や、マジンガー文化と同じです。何せ、「プロ野球に興味がありますか?」という質問抜きで、「どのプロ野球球団が好きですか?」と聞かれる時代です。ロボットアニメも同じで、ロボットが前提。同じように、「好き嫌い」を質問せず、好きで当たり前という態度を取られると腹立たしいし、それに対する抗議の文化がやはりヤマトなのでしょう。
ヤマトファンはだいたいクラスに1人ぐらいで孤立するけれど、多数派に安易に迎合しないところがまずヤマトファン文化というものでしょう。
というのは §
プロ野球全盛期、クラスの人数も膨大だった昔の話。「おじさんも昭和の匂いがする」と言われそうなので、逃げましょう。
「艦長、逃げるんでありますか!」
「そうだ、逃げるのだ! 島、補助エンジン全開!」