さらばのテレサには以下のような謎があります。
- 服を着ていない
- 大きくなったり小さくなったりする
- 地球近くまでどうやって来たのか明確ではない
- 古代が特攻を決意するまで出てこない
- 古代と一緒に行く
- 光っている
実は、これらはすべてテレサは既に死んでいるとすれば辻褄が合うことに気付きました。
テレサは、宇宙の愛と言っていますが、彼女が本当に望んでいることは白色彗星の殲滅です。しかし、テレサが開放されたときに白色彗星への攻撃を既に試みているはずです。唾を吐きかけるだけで、有効打になったはずです。白色彗星はダメでもバルゼーの艦隊には打撃になったはずです。しかし、白色彗星側に攻撃された気配はありません。つまり、テレサは死者であり、死者が生者に手出しはできないわけです。従って、戦闘は全てヤマトにやってもらうしかありません。最後の気持ちとして同行したものの、あくまで気持ちです。反物質の身体も過去の話です。単に、その方が気分がいいからそう言っただけです。幽霊なので、もっとも美しかった時代の自分を見せられるから裸でもいいわけで、サイズも不定で構いません。なにせ、幽霊ですから。しかし、地球人の女に見えるのは、見る者が外見を決めているからでしょう。そして、幽霊である以上、距離に関係なく出現できます。テレサを知る人間がいる場所なら、どこにでも出られます。光は燐光であって、対消滅ではないかもしれません。
死亡時期の推定 §
以下の可能性があります。
- 幽閉前に最初から死んでいた
- 幽閉後に死んだ
- 通信を送った後で死んだ
しかし決定的な選択肢はありません。とはいえ、アンドロメダ星雲から来た白色彗星が銀河系内でテレサを幽閉している以上、それほど遠い過去ではないことは確かでしょう。また、テレサを恐れていることは事実であり、反物質の身体であったことも事実なのでしょう。
「2」のテレサは §
しかし、「2」のテレサは完全に生者です。生者だから古代を特攻させなくても自分が特攻することで、超巨大戦艦を倒せます。島にも輸血できます。服もあります。
まとめ §
つまり、「2」のテレサが生者であるのに対して、「さらば」のテレサは「かつて反物質世界の人間であった死者」であったと考えられます。ズォーダーは、既にテレサが死んでいることに気付かないで、幽閉を続けていたわけです。
