「なによ、みんなサーシャサーシャって。サーダとサーシャ、名前だって似たようなものでしょ? サーまで同じなんだし」
「まあまあ」
「さーさーいくならこっちの方が先なんだし」
「先って、映画での登場はサーシャの方が先じゃないかと」
「元の身体で先にテレビに出てるのよ!」
「ええ、サーダさんの元の身体!?」
「美形で細身でお水系だったんだから」
「ぜひ教えてください。いったい誰ですか?」
「えー。どうしようかな」
「オーロラ姫ですか?」
「いえ。ちがうわ」
「じゃあ誰でしょう? さーさーいきましょう! サーダさん!」
「サー・ジョーゴ」
「なるほど! さーさー行くからサー・ジョーゴ!」
「うえーん、言うんじゃなかった」
泣くなサーダ、森雪とサーシャの影になって出番が少なくてもファンがいるぞ!
しかし、どんどんネタが若者おいてきぼりだぞ! それでいいのか! いやいいのだ! 姫のためならご飯を抜いてもネタが古くても我慢する!
オマケ・頑張れサーダちゃん2 §
「サーシャちゃん、いいことを教えてあげるわ」
「なんでしょう、サーダおねえさま」
「実はここが未来の地球というのは真っ赤な嘘なの」
「ええっ!?」
「本当は機械の身体をタダでくれる星なの」
「まさか!」
「というわけで、この機械の身体をあげるから、その生身の身体を頂戴」
「ええ!?」
「サーシャとサーダ、名前も似てるから身体を取り替えても誰も気付かないわ」
「そ、それはそうかもしれないけど」
「返事は急がないから待ってるわ」
「じゃ、私はヤマトに戻らないでデザリアムに残るね!」
頑張れサーダちゃん。指紋のある身体を手に入れるのも間近だぞ!
オマケ・頑張れサーダちゃんIII §
「ふふふ、予定通りね。デザリアムはヤマトの攻撃で破壊されたわ。後はもう、隠された戦艦で脱出するスカルダートさまに、私をおいていかないで、と直訴すれば憧れのサーベラーおねえさま並の人気は確実。って、無いの? 隠された巨大戦艦って無いの? このまま終わりなの? ショック!」
サーベラー総参謀長と違って知名度はないけど頑張れサーダちゃん!
ちなみに、偽の地球を装うために予算を使い切ってしまい、戦艦まで手が回らなかったらしいぞ (大嘘)
オマケ・サーダちゃん新たなる旅立ち §
「サーシャでーす」
「サーベラーでーす」
「サーダでーす」
「3人揃って、さーさー行こうぜサー・ジョーゴでーす」
「そんなユニット名あるかい! (べしっ)」
「じゃあサーバカトリオ」
「わしらは3馬鹿じゃない! (べしっべしっ)」
「しかし、あれですな」
「はいな」
「わたしら名前もそっくりですな」
「ははは。みんなサーついてますからね」
「出身は違えど、他人とは思えませんね」
「その点が、地球生まれの森雪と違うところですな」
「でも地球にもサーつく人がいますぜ。サー・ウィンストン・チャーチルさんとか」
「それは称号のサーや!」
「あの、私のサーシャって、実は真面目にイスカンダル貴族の称号でサーなんですけど。真の名前は『シャ』で」
「えっ!?」
「だって、サーシャって男の名前ですよ。そうでなきゃ、そんな名前を女の子に付けるはずが……」
頑張れサーダちゃん。サーはなくてもスカルダート様の側近は君しかいない!
ちなみに内容は嘘だから信じてはいかんぞ!
オマケ・サーダちゃんよ永遠に §
「サーベラーおねえさま。映画に出るとき、身体にぴちっとして身体の線が分かる服とロングドレス、どっちがいいと思いますか?」
「そうね。私の場合、ぴっちり服で出たさらばではヤマトに負けたけど、ロングドレスで出た2では負けてないわ。最後はテレサにやられただけだし」
「今回の映画にテレサはでません」
「ならロングにしなさい。そうすればヤマトに勝てるわ!」
もともと弱点が少ない白色彗星と違って、黒色星団帝国は地球の波動エネルギーに弱く、どうやっても負けは確定ということに気付いていない2人であった。
オマケ・サーダちゃん完結編 §
デザリアムの崩壊で宇宙に投げ出されたサーダちゃん。
しかし、まだ死んではいなかった。機械の身体は頑丈であったのだ。
そして、サーダちゃんは白色彗星のようなヤマトの敵に拾われ、駆逐艦のような武器を貸してもらってヤマトを撃つ未来を考えて時間を過ごしたのだった。
やがてその願いは届いた。
ディンギルがサーダを拾い上げたのだ。
「ルガール・ド・ザール」
「はっ」
「救助した異星人というのは、屈強な戦士か?」
「いいえ、線の細い女です」
「ならば捨ててしまえ。我らには強い者だけが必要なのだ」
「ははっ」
かくしてまた宇宙に捨てられたサーダであった。頑張れサーダちゃん、そのうちに君を拾い上げてくれるヤマトの敵がきっと出てくるぞ!
オマケ・サーダちゃん復活編 §
「よりによってヤマトの搭載機に助けられるとはしゃくに障るけど、仕方がないわ。ヤマトに乗り込んだら。艦内で破壊工作してやる! ふふっ。サーダ復活よ! もうすぐ着艦ね。って暴風で搭載機が転落した! あの艦長、ぜんぜん私の手を掴んでくれない。あーれー」
たとえ掴んでも指紋がないからつるっと滑りそうだぞ。でも頑張れサーダちゃん!
オマケ・サーダちゃん2520 §
「ふふ。あの若者達が作った戦艦、こっそり私を艦長として登録してしまえば思い通りよ。って、指紋と虹彩と声紋が無いと登録できないの? 私、指紋が無ーい!」
頑張れサーダちゃん。指紋も無いけど知名度もないぞ。でも、諦めちゃダメだ! シド・ミードが主役メカとしてデザインしてくれるまで諦めるな! 別の映画に出そうだけどね。サーダクロス! 青い狸と地球を守れ! (百式って呼んじゃダメ!)