あまり政治の話題には触れていないのだけれど、鳩山総理退陣という状況があるので、少しだけ書いておきます。
まず、民主党が政権を取る前に考えた「最悪のシナリオ」というものがあります。
- 自民党への不信が起こる
- 流動票が民主党に流れる
- 民主党政権が樹立される
- しかし、民主不信も大きくなる
- その後、いろいろと紆余曲折が続くが上手く行かない
- 政党を問わない政治家不信の空気ができあがる。誰も政治家に期待しなくなる
- 代わりに、清廉潔白で清貧というイメージの軍人が支持され、軍事政権が成立する
- 軍事政権は軍拡路線を取る
- 短期的には、軍事政権は上手く行く
- 軍事政権は、突出した軍事予算の価値を証明する必要に迫られる
- 証明のために戦争を始める
- 軟弱なXX国人は戦争になれば怯えて講和を申し込んでくる、という希望的観測が主体で、具体的に戦争を終わらせる戦略はない
- 武器弾薬の在庫を一掃したい先進国が結託して、「悪の侵略国家、日本」を糾弾し、国連の名の下に日本の軍事政権を成敗する
- カタログスペックは凄いが実戦経験のない日本独自開発の兵器はどんどん経験差で負けていく
- 日本は荒廃して国土は焼け野原になるが、太平洋戦争後と違って復興に手を貸してくれる国もなく、荒廃したままになる
というわけで、このシナリオを考えたのは「自民党への不信が起こる」という段階でしたが、「しかし、民主不信も大きくなる」までシナリオ通りになってしまいましたねぇ。このあと何が起こるのか分かりませんが、はたして流れは変わってくれるのか?