「BDの話をしよう」
「BD7の少年探偵団を子どもの頃見てたという話?」
「ちがーう」
「じゃあメガゾーン23の敵の話?」
「そうそう。かっこいい強敵として出てくるけど、主人公は負けちゃうんだよね。借りがあったな今返す。お父さん、借りって楽しいね。ってそれもちがーう!」
BDが来た §
「7/22の昼間のいつか、復活編のBDがAmazonから到着してた」
「いつか?」
「時間は不詳だ。なにせ、玄関のドアに下げてあった。不用心この上ない」
「それはちょっと不安だね。誰でもすぐに持って行ける状態だし」
「しかし、本当に問題なのはその先だ」
「というと?」
「炎天下の直射日光の当たる場所」
「それは心配だね」
「いくらAmazonの封筒に入れてあっても、熱くなるのは避けれない。実際触ったらかなり熱かったよ」
「それで?」
「復活編が初のBDだから、おニューのマシンのドライブに入れたよ」
「で、思わず見ちゃった?」
「いや。再生不能。目の前が真っ暗になったね」
「なぜ? 初期不良?」
「ハードの方は既にCDやDVDを再生して動作確認済みだ。熱の方も、まあ何とかなりそうなレベルで済んでいた」
「じゃあ何だろう?」
「プレイヤーソフトのアップデートが必要だったのかもしれない」
「BDはそれがありそうだね」
「でも、アップデートを当てようとしたら当たらなかった。途中で拒絶された」
「ええっ!?」
「64bit OSにリカバリし直したのが悪かったのかな」
「じゃあ、やはり見られないの?」
「いや、なぜか再生できた」
「ほっ。それは良かったね」
「でも、思わず見続けそうになったので、輸送船ゆきが戻った時点であえて打ち切った。他にやることもあるのに、ずっと見ている訳にもいかないしね」
「じゃあ、最後まで見るのはあとのお楽しみだ」
「でも、ブルーノアの戦闘シーンはしっかり見られた。なぜ脱げちゃう雪の被弾シーンもね」
「で、感想は?」
「やはりBDにする価値はあった。たとえば大船団は描写の密度が濃いから、どうしても解像度が欲しくなる。そうしないとはっきり細かい部分が見えないからだ」
「でも、液晶はフルHD解像度じゃないんでしょ?」
「うん。しかしそれでもNTSCよりもずっと細かいし、よく見えたよ」
「それは良かったね」
「実は映画館に通ってそれを前提に映像を見ると、やはりNTSCじゃ足りないことが良く分かるようになった。あとXbox360のACE COMBAT 6ね。あれは720pだったと思う」
「なるほど」
「実は、ちょっと前にDVDで耳をすませばを再生したんだけど、冒頭の夜景シーンで既にNTSCの限界を感じた。15年前の映画だけど既にNTSCでは足りないんだ。劇場のクオリティには達していない。あれをクリアに見るにはやはりBDが必要だ」
「なるほど」
「従来のアナログテレビを基準に考えると本当にBDとかフルHDって必要かいな、と思うけどさ。やはり必要なんだと素直に思った」
「でもさ。それだけの映像がフルに作れるのは、やはり2009年ぐらいを待つ必要があったとは言えないかい?」
「それは言えるかもしれない。15年前の耳をすませばでも、確かに解像度が欲しいカットはあるが、それほど多くはない。見せ場にバーンと来るだけだ。しかし、ヤマト復活編になると定常的にばしばし来る。これはもう、コストの低下、コンピューティングパワーの増加、スタッフの成熟に負うところが大きいだろう」
「そういえば、驚くほどCGの使い方も上手くなってるね」
「うん。昔のアニメのCGといえば、どこの学校の卒業制作ですかと言いたくなるぐらいプロの水準に遠かったけど、ようやくいい線で勝負できる世界が出たきたようだね」
「そこから言えば、やはりヤマト復活編は幸運だったのじゃないかな。ごたごたのおかげで、いい時代まで遅延された」
「しかし、おいらは言いたいことが1つある」
「それはなんだい?」
「こんな駄文書いてる暇があったら続きを見たい」
(続きは翌日までお預けかと思いきや、最後まで見てしまいました。映像特典はまだお預けだけど)
オマケ §
「でもさ。これだけの解像度が本当に必要かというと、映画館を基準にしているおいら達は必要性が分かるわけよ。それだけの解像度を前提に映像ができてるから」
「うん」
「でもさ。いわゆる萌えアニメの全盛期のアニメを見るために必要かというと、それは疑問だ」
「それはなぜ?」
「デジタル化されているが地デジ対応前というアニメはマスターがNTSC解像度のデジタルデータで、解像度がそこで制約されてしまうんだ」
「ああ、そうか。映画なら、BDで素直に水準の底上げがされると喜べるけど、マスターがNTSC解像度だとイマイチ喜びも乏しいね」
「それだけの解像度を要求する絵を作ってないしね」
「うん。フィルムに撮影していた昔のアニメならBD化でもっと鮮明に見える可能性もあると思うけどね」
「だから結論としては、本当に見たい映画が1本あるならBDプレイヤーは買って良いのだと思うよ。それだけの価値がある。まあ金銭に余裕があればの話だけど」
「君は余裕無いのに買ったね」
「ほっとけ」
オマケ2 §
もしかして、古代がブルーノアを発見するシーンって、さらばでゆうなぎを発見するシーンと同じBGMかな
ブルーノアのいいところ。主砲が1門だけ生きてる。使用可能な全砲門で都市帝国を砲撃せよ、で主砲が1門しか潰れてないのとは大違い。これはスカッとますね。昔の後悔が洗い流されるようです。
地球をずらしてやり過ごす方法まで検討されたって、それはもうゴラス! 深いねえ
第1艦橋ちょっと狭くなってる? パルスレーザー大きめといい、サイズの整合性をとりなおしている?
佐渡の酒は大吟醸 唯我独尊。
救命艇はここで登場。コスモパルサー派生型。
エンディング曲サントラCDと別ものじゃ。ぜんぜん違う歌詞がバンバン出てくるぞ
やはり言い切るのか、第1部完。
というわけで、やはりヤマトはいいぞ!