2010年10月21日
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宇宙戦艦ヤマト ブレイヴIII

Written By: トーノZERO連絡先

「太陽よ、ミサイルをまといて異常増進となれ、ジーク・アポロ・惑星破壊プロトンミサイル、レベル1で太陽系に召喚!」

「なにそれ?」

「なんでもない。ただそれだけ。思いついたから書いただけ」

「でもさ。アポロっていかにもギャラクティカ的な名前だよね」

「兄弟死んじゃう感じで古代的な名前だ」

「ははは。古代的だ」

「あとヤマトのショックカノン撃ちまくりきりもみ急降下みたいな描写は、やはりヤマト=大型戦闘機解釈だとあり得る描写だろうな」

「なるほど」

「ただこのシーンは回転なんだけど、沖田指揮下じゃない」

「回転王が回転させたわけではないのか」

「そういえば昔の小説でなかったっけ? 回転編って」

「それは回天編だっちゅうの」

「ああ、あの副長が人間魚雷で特攻する話」

「ちがーう」

「しかしやはりあれだな。ヤマトはXX編が好き。それはもう、あの小説3部作の時代からXX編だったわけだね」

「あれもかなり古いね。完結編や復活編より更に古い」

話はだらだ続く §

「しかし、よく考えると冗談じゃない」

「というと?」

「構成:西崎義展という小説3部作は発進編、死闘編、回天編」

「うん」

「でもさ。石津嵐版も最初のハードカバーで出たときは2分冊だったんだ」

「まさか」

「地球滅亡編と地球復活編さ」

「なんと、復活編!」

「更に検索して気付いた。集英社モンキー文庫版は、宇宙戦艦ヤマト 総集編なんだ」

「まさにXX編づくしだね」

まだ話はだらだ続く §

「でもさ。やっと話が本題に戻ると、宇宙艦=大型戦闘機解釈で行くと、古代とアポロを対比するのも無茶ではなくなる」

「戦闘機パイロット兄弟ってことになるわけだね」

「古代守艦がザックのバイパーに見えてこないか?」

「ざっくりそんな感じと言いたいが、バイパーは小型戦闘機っぽい感じだけどね」

「まあうるさいことは言わないことにしよう」

もっと話はだらだ続く §

「まだ話はだらだ続く、って略すとまだらの紐?」

「なんか違う。ってか、紐どっから出てきたんだよ」

「何のことだねワタソン君。どこにも紐なんて見当たらないぞ」

「だってそこに。うわっ。紐だと思ったら蛇だ!」

「ちょっと君にはヘビーな話だったかな」

余談・大人のアニメ論 §

「余談だけどさ。実は大人向けのアニメって何だろうと思う。そいう論を書いてみようかと思う」

「というと? 非幼児向けアニメ?」

「それも、もう死語だねえ」

「じゃあ、生きてる用語って何だろう?」

「それは良く分からないな。ただ、1つだけ言えるのは、子供が見られない深夜帯に放送しているから大人向けかというと、そうでもないことだ」

「子供向けじゃないよね」

「でも大人向けでもないんだよ。明らかに大人が見てもつまらない」

「それは、ひねくれた状況だね」

「だからさ。実際には子供向け、大人向けの間にもう1つ層が存在する……のだろうと思う」

「なるほど。中高生をターゲットにした非幼児向けアニメといっても、中高生は大人と言うには若すぎるしね」

「それは昔の話だ」

「それで?」

「ならば大人のアニメとは何だろう?」

「つまりガ○ダムじゃないってことだね」

「ブレイヴの第4話を見て考えてしまう。このエピソードは実は主人公がバトルしない。その代わりに、艦長が思い上がった部下の若者とバトルする」

「それで?」

「この話はさ。実は、生意気で思い上がった少年を持てあます大人の立場がよく描かれているという点で優れている。まるで分かっていないくせに、まるで天下を取れるような希望だけは満ちている。そんな若者を部下に持って使う大人はつらいものさ。そのつらさがよく出ている。だから最終的にバトルで身の程を教えるいい展開になる。若者からすれば、言葉で言っても理解できないことを教えて貰えてラッキーさ」

「なるほど」

「しかも、艦長自身も上司からは結果を出すことを期待され、いろいろな用事も頼まれ、なかなか大変な立場だよ。それが上手く描かれているという点で、第4話は特異的だ」

「そうか。なるほど」

「だからさ。これが本当の大人向けのアニメだと思うと、実は深夜ではなく大人向けのアニメは早朝に放送されているという皮肉もあるわけだ」

「ははは」

「で、この話はそのままヤマトに通じる」

「というと?」

「沖田に一喝されてやっと身体が動く古代や島というのも、やはり若者と大人の話なんだよ」

「え?」

「だから古代がショックカノンを操作しても、沖田から訓練と同じだ慌てるなと言われてしまう。それに対して古代は思わず愚痴っちゃう。こんなもの扱うのは生まれて初めてなんだって」

「でも、訓練を受けてきた以上、それはできて当たり前の操作だったんだ」

「やはり慌てていたんだよ、古代は。経験不足の若者だから。でも、それが受け入れられないので、生まれて初めてだって口実に逃げたがる」

「確かに」

「島にだって、徳川にバカ野郎と言ったことを沖田は謝らせる」

「島も焦りすぎて経験不足を露呈したってことだね」

「冷静なクールガイに見えるが追い詰められればそんなものだってことだ」

「そんな若者達を率いる沖田の苦労も相当なものだ」

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