シュルツ「ええい、ヤマトではないか」
ガンツ「前回発見した場所には見当たりませんが」
シュルツ「ええい。ここだ。ここにヤマトがいるではないか!」
何が起きた? §
「どういうこと?」
「下高井戸の啓文堂、もっと目立ついい場所にヤマトのノベライズが移動した」
「それだけ売れているってことなのかな」
「かもね」
「当初の冷淡な扱いから比較すると嘘のように良いね」
「発売当初、ほとんど予約した人だけ完売だったかな。それは他の本屋だったか分からないが。ともかく、買えない状況が完全に払拭されている」
「でもいい光景だね」
「珍しく、勝利者側に立てた気分だ」
「じゃ、記念撮影するからポーズとって」
「勝利のポーズ! ヤレタラヤレタラヤレタラマン!」
「なんか違う」
「やられたー」
オマケ §
「今日は2010年4月1日である」
「うそうそ。今日は12月8日」
「4月1日なのである」
「はいはい。それで?」
「山崎貴監督のSPACE BATTLESHIP ヤマトが年末公開なので、内容を予測してみた」
「どんな内容?」
「まず、森雪から映画はスタートする」
「うん」
「森雪は999に乗って集団就職のために機械の身体を割高でくれる星、東京に出てくるのだ」
「999ってもうヤマトやあらへん」
「すると、東京駅の駐車場に夢にまで見た憧れのアンドロメダが停泊中」
「これに乗れるんだね」
「そう思ったらアンドロメダ素通り。艦隊の司令官という髭のおっさんが雪を連れて行くのはおんぼろ旧式戦艦ヤマトなんだ」
「なんやねん、それは」
「アンドロメダは地球防衛軍の旗艦。ヤマトは日本艦隊の旗艦だったんだね。待っていたのは土方ではなく沖田」
「おいおい」
「ともかく、森雪は万能工作機械が特技だって言うのでヤマトを直せと言われるができない。なぜなら、特技は万能鍋の使いこなしだったからだ」
「おっと、履歴書の読み間違いだね」
「3丁目の夕日を浴びて死んだように沈黙しているヤマト。しかし、ヤマトには明日への希望が託されているのだ。果たしてヤマトが恐るべき力を発揮するのはいつか。ヤマトよ250年の眠りから目覚めて蘇れ!」