2011年02月03日
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M-21741式宇宙戦艦とM-21881式宇宙突撃駆逐艦・雪風型の深層

Written By: トーノZERO連絡先

「余談だがヤマトクルーに登録した」

「登録してなかったの?」

「そうだ」

「なぜ?」

「そんなサイトがあるとはぜんぜん気付かなかったからだ」

「どうして気付かなかったの?」

「ヤマト復活編を見てしまったら、そこからはおいらのターンだったからだ」

「は?」

「つまり、おいらのヤマト語りは他人のためではなく自分のためのものだから、自分しか見てなかったということだ」

「検索して他人の意見を見に行かないってことだね」

「一見して傲慢不遜に見えるが、いろいろ紆余曲折というものがあるのだ」

「まあ既に語られた話だね」

「そういうわけで、登録するタイミングを失ったまま時間が経過したが、まあ登録は無料だし、登録しておいてもよかんべえという感じで登録した。それだけ」

「拍子抜けするぐらい、大した意味がないね」

「そういう問題だ。結局、ヤマトの問題とは自分にどうケチャップをかけるか、じゃなくてどう決着を付けるかの問題だからな」

「君が自分で100%納得したら君の勝ちってことだね」

「他人が何を思うかはこの際関係無い。自分が納得できない解釈なら既に世の中にごろごろとしている」

「でもそれでは納得できないわけだね」

「そうだ。当事者の発言ですら当てにならない。まして部外者だ。したり顔で、それはね、という言葉が軽薄で空虚であったことはなんら珍しくも無い」

「今回の本題もそういう話の1つなのかな」

「そうかもしれないよ」

「じゃあ、始めてくれ」

本題 §

「"SPACE CRUISER YAMATO PERFECT MANUAL 1"に載ってるM-21741式宇宙戦艦とM-21881式宇宙突撃駆逐艦・雪風型という名前。あらためて見てハッとした。意味不明の番号に見えて意味があった」

「というと?」

「ヤマトは2199年の話だが、それぞれ、2174年制式採用、2188年制式採用と考えると年号として筋が通る」

「最後の1は?」

「その年の1番目ということかもしれない」

「じゃあMは?」

「明確ではない。沖田艦も古代守艦も同じMだからサイズの呼称では無さそうだ」

「そうか」

「でも、同じMということは、実は区別が難しいから最後の1とか2を付けることも良く分かる」

「というと?」

「たとえば、百式といっても司令部偵察機と重爆撃機があったりする。どちらも双発機で紛らわしいが、同じ年度に複数の機体が制式採用されることもある。『そこの1式』と呼びかけるだけでは不十分ということだ。しかし、種類の分類が名称に付かないなら、番号を補って区別するのは確実でいいだろう」

「全部同じMでは区別にならないってことだね」

余談 §

「昔はね。式ってなんだか良く分からなかったのだ。1式戦が隼で、2式戦が鍾馗で、3式戦が飛燕で、4式戦が疾風で、5式戦が5式戦。数字は順番だと思ってた」

「うん」

「九七式戦闘機と九七式艦上攻撃機はまあ陸軍と海軍の違いかなと」

「うん」

「九九式襲撃機と九九式双発軽爆撃機は、単発と双発の違いがあるからいいのかなと」

「うん」

「でもさ。九七式戦闘機と九七式軽爆撃機あたりになると、陸軍と海軍の違いもなければ、単発と双発の違いもない」

「なるほど」

「こうなると式ってなんだろうと思う」

「入学式とか結婚式ではないね」

「結局、皇紀が分からないと数字は解釈出来ないと分かって理解できたけどね」

「ゼロ戦も、別に格好いいからゼロというわけじゃないしね」

「何のことはない。皇紀2600年制式採用。末尾が00ってだけ」

「でも陸軍だと百式になってしまう」

「高速の司令部偵察機が凄いから百なのかと思うと、重爆の呑龍も百式だと分かって混乱するのだ」

「でも、百一式ワンちゃん大行進はない」

「オーバーラップして一式に戻ってしまうだけ」

「自衛隊になると急に西暦に飛ぶ」

「うん。90式先輩は西暦1990年だからね」

「その延長線上で考えれば、沖田艦や古代守艦のナンバーが西暦ベースでも納得できる」

「なるほど、自衛隊も西暦だから」

「超時空振動弾が炸裂して西暦が終わらなければ、一応の継続を想定できる」

オマケ §

「というわけで、コスモゼロも一応の解釈はできる。2200年に制式採用予定の機体でも、それ以前に試作機はある」

「ゼロ戦も十二試艦戦という試作機の名前を持ってるしね」

「昭和12年の試作艦上戦闘機ということだ」

「だから、零年に採用予定の機体が前年にあっても不思議ではない訳か」

「でも、いきなり52型は謎である」

「謎だね」

「52型はけして52番目ではないが、それでも試作機に付くようなナンバーではない」

「詳しい話は煩雑になるから割愛するぞ」

「というわけでどうどうめぐりの迷宮入りだ」

親切な新説オマケ §

「はたと気付いた」

「何を?」

「松本零士の父親は陸軍パイロットだ」

「うん」

「陸軍機の試作機はキで始まるわけだ」

「キ-84が疾風とかね」

「その通りだ。疾風のようにザブングルだ」

「ザブングルは意味不明だよ」

「だからさ。海軍の常識で考えると52で試作機というのは変なんだ」

「昭和なら52年以降まであるけど、明治大正には無いしね」

「うん。でもさ。陸軍機は年号ではなく連番で試作機のナンバーを与えているから52という試作機があっても別に奇異ではないのだ」

「キ-52があっても不思議じゃない訳か」

「ちょっと検索したらこういうことらしい」

  • キ-52, 中島 試 攻撃機, 計画のみ 急降下爆撃機

「陸軍なのに急降下爆撃機?」

「日本では海軍の九九艦爆が有名だが、ドイツのスツーカの活躍を考えれば陸軍が急降下爆撃機欲しくなっても不思議じゃない」

「すると、コスモゼロ21が浮くね」

「それは、実は制式採用後のナンバーだと思うと分かる」

「そうか。十二試艦戦がゼロ戦になるように正式採用後に番号が若返ることもあるわけだね」

「キ-84も4式戦となって番号は若返るしね」

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