2011年02月04日
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ヤマトネタ・愛の世界は北斗の拳にあった……のか?

Written By: トーノZERO連絡先

「ちょっと前だが、ラジオから急に『愛をとりもどせ』が流れた」

「うん」

「でも、若い女性アナウンサーは、北斗の拳の主題歌らしいと説明していた」

「らしい? 断言できない? そうか。リアルタイム世代じゃないわけだね」

「間接伝聞で主題歌だと知るだけだ」

「それがなぜヤマトネタと関係する?」

「そりゃもう、愛が盛大に出てくる歌だから。愛で空が落ちてくるほどだ」

「ははは」

「君との愛を守るため、ヤマトは旅立ち、明日を見失って辞表を書いた~♪」

「明日を見失ってダイヤモンド大陸に立てこもった♪でもいいんじゃないか?」

「藪の愛を取り戻せ」

「それだと、藪に奪われた愛する人を取り戻せって解釈出来るぜ」

「ははは」

「あるいは、スターシャから見ると愛する守が行ってしまいそうなのを引き留めるのも、愛を取り戻せってことになるな」

「行かないで、守!」

「しかし、さらば宇宙戦艦ヤマトとか、まさに愛を失った物質文明に逆らって愛に生きる映画だしな」

「愛を取り戻す航海ってことだね」

「そういう意味では、意外とはまるぞ」

オマケ §

「しかし、君は北斗の拳が好きなのかい?」

「そうでもない。主題歌もTOMCATの北斗の拳2の歌の方が好きだし」

「ひでぶ」

「たわば」

「そういえば思い出した。まだENIXで移植の仕事をしていた頃、ENIXでうだうだしていると、あの芸夢狂人が北斗の拳のPCゲームのデバッグをしていた。他の人と組んで作っていたんだ。PC-8801用だった思う」

「IBM-PCとコンパチブルじゃないのにPC用?」

「昔は用語が違うんだよ」

「しかし、あの芸夢狂人ももう知らない人が多数じゃないか?」

「『そういえば芸夢狂人ってどうしているのかな』『あなたも良く知っているあのXXさんが芸夢狂人だよ』『えーっ』って会話も遠い思い出だ」

「そんなこともあったんだ」

「はっはっは。I/O全盛期は遠くなりにけり」

「I/Oポートなら僕のパソコンにも付いてるぞ、と思った若者も多いに違いない」

「RAMとかマイコンの時代」

「RAMも僕のパソコンに入ってるよ、4GBぐらいとか思われたんじゃ?」

「I/OもRAMもマイコンも雑誌の名前じゃ!」

「しかし、世紀末感覚溢れる作品という切り口で見ると、ヤマトも北斗の拳も近いな」

「荒廃した台地とかね」

「うむ。そしてコスモタイガーの銃座で加藤が言うんだよ」

「なんて?」

「おまえは既に死んでいる」

「ヤマトに戻ると既に死んでいるんだね?」

「加藤がね」

「古代もびっくりのオチだね」

「それ、ヤマトの加藤とケンシロウの声優が同じ神谷明さんと知らないと笑えないから却下。箱にでも入って反省しなさい」

「面堂終太郎、ロッカーに入ります」

オマケ §

「以上の話は、SPACE BATTLESHIP ヤマト公開前に書いた」

「うん」

「SPACE BATTLESHIP ヤマトの加藤は神谷明声で喋らないので、このネタの範囲外である」

「そうか」

「でも、これとは別に意外と加藤っていろい考えてる現場指揮官かも知れないと思い直した」

「なぜ?」

「古代と空間騎兵隊とブラックタイガーが飲んでいるシーンで、加藤は空間騎兵隊と森雪の中間に座っているんだ。他にも、森雪に向けて飛び出しそうになる部下をさりげなく止めるシーンもあったりする」

「それってまさか」

「森雪が古屋を殴るぐらいなら、まだしも同じパイロット仲間として小さなコップの中の騒動で収まるが、艦長直属の暴力集団の空間騎兵隊を殴ったら話がこじれる。森雪もただでは済まない。相手は暴力のプロだからね」

「大人の判断だねえ」

「更に言えば、実は空間騎兵隊と古代の関係は艦長代理就任で180度変わる」

「えっ?」

  • 就任前→銃を突きつけて連行する
  • 就任後→一緒に酒飲んでイスカンダルに降下する

「つまり、空間騎兵隊というのは艦長直属の暴力手段であり、犬なんだ。判断の是非は問わない。真田が撃つなと言っても撃つ。真田は最高責任者ではないからだ。あくまで、最高責任者に従って何でもやるわけだ。それが最高に燃える状況だ」

「つまり艦長代理が最高責任者ってことなんだね」

「しかも古代は斎藤を助けて、上位にあることまで印象づけている」

オマケ2 §

「でも、森雪は意外と好意的に斎藤と話してるよね」

「そうだ。よく考えると、森雪の態度が冷たいのはパイロット仲間に対してだけなんだ」

「そうか。部門違いの島とも険悪にならないで話せるね」

「結局、森雪にとって嫌なのは命のやりとりから逃げた奴なんだ。古代もそうだが、チーム古代も群れてやばい問題から目を背けているように見える」

「島は?」

「敵機をぎりぎりまで引きつけてロールでかわすという命のやりとりから逃げなかった男だ」

「古代は?」

「実はよかれと思って多くの人を殺してしまった命のやりとりをしていた男だと知ってから態度が変わったわけだ」

「でも、自分が命のやりとりをするとまた態度が変わるよね」

「安藤を見殺しにした時点で、森雪も古代と同じ地平に行って相互理解してしまったのだ」

「そして、森雪も一度失った愛を取り戻したわけだね」

「お。話がちゃんと『愛をとりもどせ』に戻ったね」

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