「すげー。YAMATO CREWに登録して置いて良かった」
「なんだ?」
「今更、ヤマト・ファンの集いというイベントをやるという連絡がメールで流れてきた」
「そうか」
「しかも、場所は西荻窪だぞ」
「西荻窪だとどうなの?」
「こっちも杉並区民だ。西荻窪も杉並区内だ。つまり同じ杉並区内だ」
「なるほど。これほど近くでやってくれるとは驚きというわけだね」
「まあ交通機関で見ると近くは無いのだけどね。電車でストレートには行けないのだ。一度杉並区外に出ないとそこまでは行けないのだ」
「それで?」
「アニメーション・ミュージアムを擁する杉並区だから、ヤマトにも寛容なんだろう。と思ったら会場はアニメーション・ミュージアムからそれほど遠くない。おそらく、イベント前に杉並アニメーション・ミュージアムに寄るという選択肢もありだろう。というか、滅多にここまで来ないファンなら寄る価値はあるだろう。歩いておそらく10分ぐらいの距離だ」
「目の前じゃないんだね」
「でも、気楽に寄れる距離ではある」
「なるほど」
「おいらはもう行ったことがあるからいいけどね」
「そうか」
「あと、ついでに、『中島飛行機発動機発祥の地』『ロケット発祥之地』の碑が近くにあるから見るといいかもしれない」
「えっと。なんかその2つの碑って凄くヤマトっぽくないか?」
「そうだ。ヤマトの前提となる多くのイメージソースとなる軍用機を作っていたのが中島であり、それを宇宙に飛ばすのがロケットのイメージだ」
「なんか凄く鋭い場所選択って気がしてきたぞ」
本題 §
「でも、ここでこのイベントを話題にした真意は他にある」
「それはなに?」
「このブログが半端なく熱いんだよ。めらめらするぜ」
「どういうこと?」
「いきなりこれだ」
スタッフよ、急げ!
「ファンの集い」開催と言われる日まで、あと20日。
あと20日しかないのだ!
「わははは」
「こう言われたら、とるものもとりあえず、参集するしか無かろう。別にスタッフじゃないけど」
「そうか」
「他にもこんなことを書いてるぞ」
JR西荻窪駅から、会場までの中間地点(バラン星)あたりには、デニーズがあります。
「バラン星……」
「書かなくていいんだよ。そんなことは。でも中間地点と書いたらそのまま『バラン星』と続けちゃうのがヤマト者の宿命なんだ」
「わははは。宿命か」
「そうだ、ヤマトという船に乗り合わせた者の宿命なんだ」
他にも §
「実は他にもさりげなく凄いことが書いてあるぞ」
「どこ?」
【 内 容 】 白土武さんトークショー、増永計介さん&ヤマトファンによるパネルディスカッション、ヤマトクイズ、ヤマトビンゴ、主題歌(1~4番)合唱 など
「確かに凄いけど」
「うん。確かに凄い。白土武さんとかあまり露出しないタイプだし、トークショーが聞けるのは素晴らしい。でも言いたいのはそこじゃない?」
「どこ?」
「主題歌を4番まで合唱」
「あ……」
「ヤマト関連イベントでみんな歌を歌うという経験は何回もあるが、せいぜい2番までだ。4番までという経験は、個人的には無い。ディープなイベントではあったかもしれないけどな。でも個人的には無い」
「そうか。主題歌と真っ赤なスカーフをそれぞれ2番まで歌うのでは無く、主題歌を4番までってのがやたらディープなんだね」
「でもさ。他の歌だとダメな人も出ちゃう可能性がある。主題歌なら歌詞カードがあれば知らなくても4番まで歌える。メロディーはOKなんだからさ」
「そうか。間口は広いがとても深い選択なんだね」
でも本当は §
「でも本当に凄いのは、ここかもしれない」
「どこ?」
~宇宙戦艦ヤマトの現在・過去・未来を語る~
「えっ?」
「過去・現在・未来へと続く時間法則に逆らって時間と空間を飛び越えることをワープといい、それを可能にした最初の地球製宇宙船をヤマトという。けどね」
「けど、なんだよ」
「ここにある『未来』の2文字が問題だ」
「ええっ?」
「つまりさ。まだ僕らには語れるヤマトの未来があるんだよ」
「まさか。西崎さんが天に召されたのに?」
「そうだ。後継者がそこにいるってことだろう」
「なんだって?」
「西崎が死んだらもう2度とヤマトは作られないだろう、などとほざいた阿呆もおるけど、そういう流れでは無さそうだ。現実はね」
「それじゃまさか」
「ひょっとしたら、本当にブラックホールの向こうに森雪を探しにいく映画が作られるかもよ。メッツラゴー!」
「まさか」
「とっくに過去になったと思っていた雪子姫も新作アニメで復活したんだ。森雪だって不可能じゃあるまい。それに少なくともDC版は未来のリアルだ」
「しかし、どんな顔でそれを迎えればいいんだ」
「笑えばいいと思うよ」
「なんかネタが違うぞ」