「くそー、やられた」
「なんだい?」
バーガーカフェがあります。
ゲットーカフェやクロイツカフェなどは、ありません。
「え、なに? 意味が分からないよ」
「だから、ハイデルンカフェも無いということだ」
「ハイデルン?」
「オメガ戦線から来たハイデルンだ」
「あ……」
「ハンバーガー、ハゲットー、ドドイツ、ハゲテルンといえば、ドメル艦隊の4艦長に決まっておる」
「なんか違うぞ」
「確かにこのブログはさりげなく鋭い。『勤労福祉会館と西荻地域区民センターは併設になっていて、謂わば二重惑星のようなものです』のような鋭いことを平然と書いてくる。でもさ。それとはネタの深さが違うよ」
「どうして?」
「ヤマト知っていれば二重惑星は意味が分かる。誰でも分かる。でも、よほどのファンでも無い限り、4艦長の名前は覚えてない」
「君は覚えてるじゃ無いか」
「ははは、ハンバーガー、ハゲットー、ドドイツ、ハゲテルン。ちゃんと言えると証明したばかりだ」
「いや、それは証明になってないから」
オマケ §
「実は面白いことに気付いた」
「なんだい?」
「シナリオ集では、ドメルの裁判で『問答無用だ。死刑を要求する』と言ってるのはイローゼなんだ」
「えっ? 女がいたっけ?」
「実際にはいない。でもシナリオではイローゼなんだ」
「そうか」
「ちなみにその前に喋っているのはタランだが、見返すと確かにタランの顔の男が喋っている。これはタランという設定で描いてあるのだろう」
「なるほど」
「他にシャベラスタという男が出てくるが、これに関する詳細は不明だ。シナリオ上で裁判に出ているガミラス人としか分からない」
「しかし、変なところでイローゼ実在の証拠が掴めたのは面白いな」
オマケ2 §
「でも、ひおあきら版では、イローゼもシャベラスタも登場するので、その場の思いつきではなく、シャベラスタもそれなりに設定はあったのだろう」
「ひおあきら版か! どこに出てくる?」
「もちろんイローゼはドリルミサイルで潜入してくるが、シャベラスタはヒスの反乱で出てくる」
「なるほど」
「他に、パイロットの小谷とか、機関員の桜田なども出てくるが、それは良く分からない」
「小谷って初期案の主人公?」
「それは小竹」
オマケIII §
「それにしても、子供の頃は4艦長はもとより、1回しか名前を呼ばれていないキャラまで名前を覚えていると自慢できたものだが、今や『1回も名前を呼ばれていない』どころか、登場すらしなかったキャラの名前まで覚え始めているのは驚異だ」
「そうだね。昔はせいぜいハーロックぐらいしか知らなかったのに」
「SPACE BATTLESHIP ヤマトの場合は佐々木だな。映画では1回も名前を呼ばれていないのに、名前が見出されてなぜかその名で呼ばれている」
「不思議と言えば不思議だね」
「ダネダネ」
「それはフシギダネ」
「結局、ヤマトの深層はそこまで探ってやっと見えてくるのだろう」
「何しろ、みんな地下都市に隠れているからね」
「しかも表面近くは放射能汚染がひどくて住めないしな」
「ところで、地球全体が半径20kmの範囲で非難地域に指定されたら、やっぱり地下20kmまで潜らないとダメなのだろうか」
「ダメダメ」