「なんだこのリンクは」
「ガンダムの新作は低年齢層向けらしい」
「だからそれがどうした? SDガンダムとどう違う?」
「ムード的にはSDガンダムよりやや上なのかなあ」
「そうか。でもそれがなんで問題になる?」
「さあ。しらん。みんなで、旧来のファンの切り捨てとか騒いでるけど意味がワカラン。そんなの、既に何回もあった洗礼じゃないのかな。少なくともGガンダムのときも切り捨て感はけっこうあったぞ」
「むぅ。そう言われるとWでもXでも。ストイックな宇宙世紀ものを期待するとダメダメ感が……」
「∀でも武者ガンダムでも騎士ガンダムでもな」
「わははは。翼の騎士トーノZEROが何か言ってるよ」
「まあ、それはいい。もっと視線を上げて語ろう。ファン層の若返りを狙うことは、別に奇異でもなんでもない。ウルトラでもライダーでもやってきたことだ。高橋留美子でも、実はらんま1/2でファン層が1回断絶している。ターゲットの年齢層をうる星やつらやめぞん一刻のファン層より下げているからだ」
「なるほど」
「ウルトラなら、ウルトラマンキッズだな」
「おお、そんなのあったね」
「ライダーでも平成ライダーは母と子で見る別物になった」
「うん。クウガと1号じゃまるで別物だね」
「だからそういう意味では、同じファン層を維持するだけでは不十分であり、若いファン層を発掘しようとするのはどこでも話は一緒。ガンダムだから特別ってことは何も無いわけだ」
「なんら驚くことじゃないってことね」
「じゃあ、話を変える」
「うん」
「僕の名はエイジ。地球は狙われている」
「は?」
「ガンダムエイジだけに」
「なんか違う」
「うん。そうだ。違うはずであった」
「えっ?」
「実はレベルファイブ全面協力で日野晃博氏がストーリーを担当らしいのだが。実はレイズナーファン疑惑があるのだ」
「えっ?」
「というのは、同氏のダンボール戦機。V=MAXを発動するのだ」
「ええっ?」
「しかも、当初は制御できないが、制御可能になる。またダンボール戦機は父が敵の側にいて、父の作ったロボットを息子が託されるのだ。まったく違うストーリーだが、似ている部分がある」
「そうか」
「そして、明らかにダンボール戦機の成功がこの企画につながっている」
「路線は同じってことだね」
「で、このガンダムAGEのAGEとレイズナーのエイジという主人公の名前が似通っている他、主人公の3世代の姓がアスノというのは、アンナを彷彿させる」
「むう」
「他にも探すと何かあるのかもしれないが、そこまで深入りはしない」
「そうか」
「しかし、SPACE BATTLESHIP ヤマトがヤマトの皮を被ったさらばだったように、ガンダムAGEもガンダムの皮をかぶったレイズナーになっちゃうかもよ」
「わははは」
「そういう意味で、旧来のガンダムファン切り捨ては事実かもしれん」
「でも、ロートルお断りじゃなくてレイズナーファンなら歓迎ってことだね」
「実際は見てみるまで分からないけどな」
本題 §
「というわけで本題だ」
「えっ? 今ままでの話は前振り?」
「だからさ。ファンの集いでエナジオの人も言っていたけど、新しいファン層開拓に向けたヤマトも考えられているわけだ。こういう事態はヤマトファンも明日は我が身と知れ」
「わははは。2520みたいのがいつ来るか分からないわけだね」
「もっと凄いの来ちゃうかもよ」
「えっ?」
「一応予測してみた」
「タイトルは?」
「ダンボール戦艦ヤマトHAGE(ヘイジ)」
「中身は?」
「初代大和、戦艦大和、宇宙戦艦ヤマトの3代の話になる」
「それで?」
「僕の名は坂東平次。地球はねらわれていると、火星で訓練中の古代と島のところに坂東平次が来る」
「エイジじゃないのか」
「そして毎回アンナの日記が入る
「どんな日記だい?」
「1月7日ヤマトに遭遇。あなどりがたし(アンダーライン)」
「ドメルかよ」
「むさ苦しいドメルじゃ人気取れないので、女の子に交代」
「おいおい」
「じゃあ、森雪が生理を記録するアンネの日記とか」
「18禁ダメ! 子供向きにならない!」
「そのあとは、ダンボール製の戦艦をお風呂に浮かべて大海戦で地球を守るぞ」
「どんだけスケールが小さいんだ」
「戦艦模型のスケール? ストーリーのスケール?」
「両方だ!」
「どっちもかよ」
「当然だ」
「おっと、お風呂の栓を抜いて波動砲発射だ。渦を巻いて全ての水が穴から流れ出すぞ」
「究極最終武器だね」
「しかも、浴槽に水を再充填するから連射はできない」
オマケ §
「だからさ。ファンの集いでエナジオの人も言っていたけど、新しいファン層開拓に向けたヤマトも考えられているわけだ。こういう事態はヤマトファンも明日は我が身と知れ」
「わははは。ウルトラマンキッズみたいのがいつ来るか分からないわけだね」
「もっと凄いの来ちゃうかもよ」
「えっ?」
「一応予測してみた」
「タイトルは?」
「ヤマトキッズ」
「内容は?」
「セカンドジェネレーションだ。古代美雪が主役」
「それでどうなるの?」
「美雪が勤務している佐渡の病院に白い犬が担ぎ込まれてくるんだ」
「……」
オマケ2 §
「子供にアピールするのはやっぱり合体だ」
「オチは見えた。合体巨艦ヤマト……」
「ぎゃふん」
オマケIII §
「セカンドジェネレーションだ。古代美雪が主役」
「それでどうなるの?」
「1人じゃさびしいので、もう1人出す。加藤の弟は出たから今度は山本の弟」
「山本か」
「でも男じゃむさくるしいので、今時のエースパイロットは女ってことで妹に変更」
「それで?」
「タイトルは宇宙戦艦ヤマモトヨーコ」
「かーなーりー、意味が違うぞ」
「SEGAのゲームは世界1。京都の花札屋に負けるな」
「おいおい。それってどういう意味だよ」
「だから『セガ』ンドジェネレーションの話さ」
「ぎゃふん」
オマケよ永遠に §
「だからさ。ファンの集いでエナジオの人も言っていたけど、新しいファン層開拓に向けたヤマトも考えられているわけだ。こういう事態はヤマトファンも明日は我が身と知れ」
「わははは。クウガみたいのがいつ来るか分からないわけだね」
「もっと凄いの来ちゃうかもよ」
「えっ?」
「一応予測してみた」
「タイトルは?」
「宇宙戦艦ヤマトクウガ」
「内容は?」
「コスモタイガーのかわりに、コスモクーガーが出てくるのだ」
「クーガー?」
「F9Fクーガーがイメージソース。コスモパンサーが苦戦して負けそうなときに颯爽と現れる」
「コスモパルサーじゃないのか」
「意外とこれでいいらしいぞ」
「どうして?」
「後継機のグラマンF11Fはタイガーらしいので、ブラックタイガー/コスモタイガーと相性ばっちり」
オマケ完結編 §
「だからさ。ファンの集いでエナジオの人も言っていたけど、新しいファン層開拓に向けたヤマトも考えられているわけだ。こういう事態はヤマトファンも明日は我が身と知れ」
「わははは。らんま1/2みたいのがいつ来るか分からないわけだね」
「もっと凄いの来ちゃうかもよ」
「えっ?」
「一応予測してみた」
「タイトルは?」
「やまと1/4」
「内容は?」
「ヤマトを4つに分けて輪切りにするんだ」
「オチは見えた。合体巨艦ヤマト……」
「行け、タイガーマシン!」
「ぎゃふん」
やまと1/4 §
「あの人は誰だい?」
「東風先生。接骨専門ノ医者ダガ、腕ノ方ハ今分カル」
「あ、かすみお姉ちゃんだ。東風先生の態度が変わった?」
『あかんかったよ』
「今日ハコレデ5ツメノ仏様」