「BD感想も続きは待たれよ」
「ぐだぐだで首もまわらないってことだね」
「話を始める」
「始めてよ」
本題 §
「ヤマトで医者と言えば、佐渡先生である」
「うん」
「獣医で男である」
「腕の方は今分かるけどね」
「あかんかったよ」
「それで?」
「でも、SPACE BATTLESHIP ヤマトで佐渡先生は女である」
「うん。相変わらず白衣に日本酒の酒瓶とネコを抱えてるけどね」
「そこで、これを『獣医は女になる問題』と呼ぼうと思う」
「うん」
「さて、話は変わる」
「なんだい?」
「コクリコ坂からという映画がある」
「ジブリの新作だね」
「これに北斗という獣医が出てくる」
「そうか」
「1980年の原作では男である」
「うん」
「でも、2011年の新作映画では女なのだ」
「えーっ」
「まさに『獣医は女になる問題』がここにもあったのだ」
「1980年といえば、まだアニメのヤマトの新作が作られていた時代だ」
「まさに佐渡先生が男だった時代だね」
「妙に構造がシンクロしておるのだ」
「女性の社会進出が進んだから、女の登場人物も増やせということなのかね」
「そうでもない。もともとコクリコ坂からは、女性キャラクターも多い作品なのだ」
「うーむ」
オマケ・旧ヤマトのスタッフがコクリコ坂を作ったら §
「主人公の名前が海。妹は空。弟が陸。3人姉妹弟だ」
「それで?」
「これはもう合体するしかない」
「なんでやねん」
「カイラガーとクウラガーとリックラガーは合体してダイラガーになる運命なんだ」
「つまり、藤川佳介先生に書かせたらきっとそうなると……」
「うむ」
「では、合体して何をするんだ?」
「学生運動。制服を自由にしろ!」
「ってかロボットになった時点で制服着られないよ」
「じゃ合体のかけ声を」
「なんて言えばいいんだよ」
「シーイックパワー、スカイックパワー、ランディックパワー、天装!」
「それはぜんぜん違う」
「星を守るは天使の使命。地球を守るはヤマトの使命」