ネギま!35巻編 §
「ネギま!の35巻がヤマト的に熱い」
「どうして?」
「岩の塊が飛び交っているところをグレートパル様号(小さな飛ぶ船)が翻弄される」
「それで?」
「アンカーを発射する」
「わーい」
「でもダメ。それで固定できないで降下していく」
「まるで反射衛星砲の標的になったヤマトだね」
「そして、こう言うんだよ。『エンジン圧力ダウン。噴射停止。流れに任せて下降(?)する』」
「なんていう宇宙気流だ。でも、なぜ『(?)』なの?」
「2つの世界がつながって、空にもう1つの世界が見える状況で、上の世界からすると下降なんだが、こっちの世界からは上に当たるからだ」
「へー」
「それにしても、この台詞は(?)を除けば完全に土方の台詞そのもので、忠実度の高さに絶句する」
「それだけ大切にされているわけだね」
最近の飛ぶ船 §
「最近の『飛ぶ船』描写でグッと来たのは、ヤマト復活編、バトルスピリッツブブレイヴ、ネギま!35巻だな」
「褒めてるね」
「でもさ。この話は重要な示唆を持つ」
「なんだい?」
「船の魅力はサイズに関係ない。前方の巨大艦だろうと、乗組員が通常4人のソフィアちゃんだろうと、居住設備があるだけの小型船のグレートパル様号だろうと同じだ」
「ということは?」
「別にヤマトの夢を小型のクルーザーに乗せても間違いじゃ無い。それをヤマトと呼んでも間違いじゃ無い」
「夢のサイズは同じってことだね」
「だから『どうぶつ宝島』の出発も『小さな船でも大きな夢がある』ってことになる」
名称 §
「そういえば、グレートパル様号も麗しのソフィア号も名前が長ったらしいという点で共通している」
「なぜだろう」
「グレート、様、麗しは形容する語句だな、それが付いているから長くなる。あと『号』が付いているのも同じだね」
「宇宙戦艦ヤマトは、形容詞も付かないし号も付かないね」
「宇宙が形容詞かも知れない。『宇宙』の『戦艦ヤマト』。あるいは『宇宙戦艦』の『ヤマト』」
「『号』はどうした」
「ヤマトで『号』が付くメカって少ないんだよね」
「たとえば?」
「ラジェンドラ号。あるいは、大YAMATO零号」
「ちょっと待て。なんかヤマトであってヤマトではない変なの混じった」
「てへ」
「あとは幻の初号とか」
「それは船じゃない」
「おそらく、ゼロテスターにライバル心を燃やしていたので、『号』は回避したのではないかと思う」
「ゼロテスターはテスター1号から4号まであるしね」
だぶるじぇい §
「『ゆるあに』の中の『だぶるじぇい』に『真田さん』というキャラが出てきた」
「そこで反応したわけだね?」
「するか。別に真田なんて真田十勇士とそれに近接する世界にゴロゴロしてるし」
「そうか」
「すると、まるでサリーちゃんのパパみたいな相馬という男が出てきた」
「サリーちゃんのパパかよ。面白いけどヤマトネタじゃない」
「そう思って油断した」
「それで?」
「そのあとでもう1人男が出てきた」
「どんな男?」
「サリーちゃんのカブみたいな島という男」
「ぎゃふん。それってヤマトネタなの?」
「さあ。シマコーの島という可能性もあるし、ヨクワカラン」
「サジを投げたね」
「ただ、少なくともサリーちゃんネタではあるのだろう」
オマケ §
「本当は今日、『ヤマトの話はこれでおしまい!』という最終回を書くつもりだったのだ」
「なんかネタが割り込まれたね」
「そりゃもう。流れに任せて下降するとか言われるとね」
「わははは」
「というわけで、また明日」
「明日はついに最終回?」
「実はもう1つネタがある」