「あれ。終わったはずじゃなかったの?」
「話題が違うので、話を分けた」
「補遺が8まで行ったよ」
「そういえば、アステロイド6の企画がフジテレビで通ったらアステロイド8になったのだろうか」
「アステロイドエイトロンとか、アステロイドみなしごハッチとか」
「そんなわけあるかい」
「ミクロイドSも、フジテレビならミクロイド8だったとか」
「しかし、TBSなら大丈夫。どっちにしてもアステロイド6で済む」
「じゃあ、実写で実現するときはTBSに頼もう」
「くだらん。そろそろ本題に入れ!」
本題 §
「何気なくSPACE CRUISER YAMATO PERFECT MANUAL 1を開いて奥付を見て関係ないことを発見してしまった」
「それは何?」
「Assistant Editorの名前のリストの中に大塚英志の名前があった」
「えっ?」
「サイコの原作等で有名だね。あるいは、『おたく』の語を生み出した漫画ブリッコの当時の編集長。最近は新現実とか思想本も作ってる」
「そんな人がなぜヤマトのムックを?」
「さぞ面白くない仕事だったろうな。あの人の性格だと」
「そんなもの?」
「『「おたく」の精神史』が目の前にあったので開いて見た。鈴木敏夫ではなく、緒方英夫を褒めていた。そして、SPACE CRUISER YAMATO PERFECT MANUAL 1のEditor in Chiefは緒方英男だ」
「そういう流れか」
「大塚英志自身はアニメージュそのものにはあまり関わっていないらしい。メインはリュウやプチアップルパイや少年キャプテンであったようだ」
「徳間だね」
「そこで思い出したが、実は今日(書いた日基準)買ったコクリコ坂のロマンアルバム。徳丸会長のモデルとして徳間康快が紹介されていた。しかも、鈴木敏夫のインタビューもあるしね。世界はつながっているのだな」
「そもそもロマンアルバムそのものがヤマトから始まってるわけだしね」
「歴史のロマンだねえ」
「なぜそんなしみじみと」
「やはりロマンは重要」
「どうして?」
「真っ赤なスカーフはロマンのカケラが欲しいからだ」
「ぎゃふん」
オマケ §
「ジブリは徳間康快に足を向けては寝られない」
「大恩人ってことだね」
「だからコクリコ坂で称える」
「そうか」
「でもさ。ヤマトファンもやはり足を向けては寝られない」
「最初のロマンアルバムを出してくれたのも徳間ってことだね」
オマケ2 §
「本来、ヤマトは地球脱出用の宇宙船として建造されました」
「エスケープか!」
「いえ、ウェストケープです」