「3TBのUSB外付けドライブを確保したので、160GBの外付けドライブ(4,5台ある)の中身をこれに集約しようかなと思った」
「そうか。全部入れても、半分にもならない容量だね」
「そうだ。スペース節約に非常に役立つ」
「ならどんどんやればいいじゃん」
「ところが、思わぬ伏兵がいた」
「なんだい?」
「160GB時代ってのはUSB 1.1時代なんだよ」
「えっ?」
「実はUSB1.1じゃやばいってのは分かっていたから、IEEE-1394にも対応しているドライブを揃えていた」
「そうか」
「でもさ。今自宅のメインで使っているマシンは1394端子無いんだよ」
「えー」
「1394端子がある録画VAIOは稼働しているから、それに接続することが出来ないわけではない。でもさ。そのVAIOが持ってるUSB端子も1.1なんだよ」
「つまりこういうことか。1394端子があるマシンはUSB1.1。USB2.0のマシンは1394端子が無いと」
「そうだ。それ以前に、Windows XPの旧世代のVAIOでは3TBドライブを認識できない問題もあるけどな」
「それでどうした?」
「1回、メインマシンに160GBドライブと3TBドライブを接続して転送してみた」
「それで?」
「USB1.1が律速になって、ほぼ2日掛かったよ」
「それは掛かり過ぎだ」
「2台目は、もっとマシな対応ができないか、試してみた」
「どんな方法?」
「100BASEの有線LANを経由して、IEEE-1394端子のあるマシンと、USB 2.0端子のあるマシンでファイル転送した」
「つまり、こういうことだね」
- 160GB HDD→1394→VAIO→100BASE→メインマシン→USB2.0→3TB HDD
「そうだ」
「結果はどうだった?」
「転送開始時のWindowsの予測では4時間ちょい。他のLAN経由の転送を多く割り込ませたので実際はもっと掛かっていて、予測時間は伸びてしまったがそんなものだ」
「劇的な改善じゃないか」
「まあな。LANを経由すると不安定になる恐れもあるので、できれば避けたかったが、これだけ差が出ると有りがたい」
「でもさ。ここまで来るとGbEとかUSB3.0が欲しいよな」
「自宅は基本が無線LANで、でかいファイルを転送するときだけ有線をつなぐんだ。それにGbEは未対応の古いPCもあって、イマイチ気が乗らない」
「USB3.0は?」
「3TBドライブのケースとして3.0対応の製品を選ぼうかと思ったけどやめた」
「どうして?」
「本体側にUSB3.0対応モデルがまだ持ってないんだよ」
「ぎゃふん」
悪夢は続くよどこまでも §
「だがしかし、仕事場のルーティングがおかしくなっていて、ルータ再起動のために深夜仕事場へ」
「大変だね」
「戻ったらファイルコピーがエラーで止まってた。どうもファイルシステムがおかしくなってたみたいで、chkdsk予約して再起動して修復した」
「悪夢は続くよどこまでも、だね」
「悪いニュースは団体で来るものさ」