「ガキの遊びやあらへんでー」
「なんだい急に」
「会社の仕事というのは、とても真面目に行われるものであり、遊びやその延長でやっているわけではない。しかし、インターネットが始まった当初は業務と遊びの区別が明瞭では無かった」
「それで?」
「だから、会社のサイトがあまり真面目に見えない懸念があったのだよ」
「そうか」
「だから、表紙を一新した。マニアの戯れ言っぽい雰囲気は一新された……と思いたい」
「だといいね」
「何年も前から気になっていてサイトの全面更新はやりたかったのだが、あまりにも手間が掛かりすぎてめげていた」
「なんで今回はできたんだよ」
「表紙と会社情報だけ直せばいいや、と思い直したからだ。旧表紙もURLを変えて丸ごと残っているし」
「なるほど。2ページだけなら直せるわけだね」
「でもさ。会社情報を書くのは参ったな。設立年月日とか、古いソフトの発売年とか、いちいち調べるのはきつかったぞ」
「君は過去には生きてないからね」
「まあ、秋葉原のロケットでMB-6880でスタートレックのリストを一生懸命入れた話とか、秋葉原のLAOXでKX-33使った話とか、ラジカン7階のビットインとゲインの話とか、過去の話をバシバシやっても構わないけどな。ビットイン行っても満員でTK-80使えないけど、ゲイン行くとH68/TR使えて良かったとか」
「それは誰もわからんて」
「じゃ、マイコン博士MZ-80Kの話とか」
「だからもういいって」
「まあ、そこまで古くは無いが、古い話が満載でぐだぐだになっていたサイトなのでたたき直した。そういうことだ」
「ユーザーもいないような古いソフトの情報は後退させたってことだね」
「うむ。見る人の興味に99.999%合致しない。そういうのは旧表紙を経由しないと行けないようにした」
「結局、リニューアルのメッセージは何?」
「Azure開発とWP7開発の依頼はぜひください。よろしくお願いいたします。以上」
「それだけ?」
「まあ、それだけだな。その2つならそれなりにノウハウもあって、Visual C# MVPの肩書きを持つC#のエキスパートが誠心誠意開発いたします、ということだ」
「誠心誠意ってのは、もっと具体的に説明してくれよ」
「だからさ。自分の書きたいものを書くのではなく、お客様が望む通りのものをできるだけ作成いたします、という意味だよ。主役はお客様で、こちらはそのお手伝いという立場だ」
「開発実績にいくつか書いてあるのは……」
「某社の案件はまさにそういうスタンスで作成したものだ。マニアじゃ無くてプロに頼むというのは、そういうことだ。自分は殺してお客様の好みをできるだけ反映させるようにする」
「じゃあ、君はどこにいるの?」
「ここにいるよ」
「ぎゃふん」
「こちらの立場はあくまでお客様のお手伝いだ。お客様の望みを達成する手助けがこちらの立場だ。お金を頂いて、お客様に成り代わってソースを書く。あるいはお手伝いをする。それだけだ。最初からプロというのはそういうことだ」
もっと詳しく? §
「でもさ。AzureとかWP7と言っても、依頼したい人はもっと詳しく得意分野をしりたいかもよ」
「確かにAzureでOSSと言う話もあって拡散しているのは事実だ」
「君のAzureでの得意分野は?」
「C#とストレージの活用だ。C#以外の言語は扱っていない。ましてPHP等のOSSの言語はAzureで使ったことも無い。SQL Azureも現在は使ってない。前は少し使ったけどね。だからストレージがメイン」
「ストレージって?」
「ブロブとテーブルとキュー」
「SQLを使わないってデメリットじゃないの?」
「いや。ストレージの方が難しい。ストレージの取り扱いにニーズはあるはずだ。それにSQLが全く使えないわけでは無いよ」
「WP7は?」
「XNAのノウハウも多少あるけど、基本はSilverlight。MVVMで書ける。特に地理的分野に強いかな。GPS情報とか地図関係とかのノウハウはそこそこある」
「そうか。WP7:Bing Mapsのキー抜きで現在位置を地図で見るって書いたばかりだものね」
「もともと、ジオロケーション関係に特化してやろうと思っていたから、特にその方向の技術に取り組んでいる」
「どうして?」
「WP7は小さくて可搬性のあるマシンだからね。屋外に出て小さい画面でゲームしても面白くないだろう?」
「まあ確かに」
「そういうことだ。でもさ、ジオロケーション関係をやろうとうのはあくまで自分の個人的な判断であって、お客様の考えが違っていて構わないし、これとは違った考えであっても誠心誠意応援するよ。それが仕事だからね」