「ジオジオ団という企画を温めていた」
「なんだいそれは」
「全ての日本人を健康にしてしまおうという悪の秘密結社だ」
「なんていう目標なんだ」
「標語は『足は飾りじゃ無い』。健康のために足を使って歩こうというのが趣旨だ」
「なんか、目的が悪の秘密結社らしくなくてまともすぎるぞ」
「引きこもりがネットの正義なら、外に出て歩こうと主張するのは悪さ」
「ところで、ジオジオってなんだい?」
「ジオメトリック情報のジオだ」
「どっかのアニメの悪じゃないの?」
「それはジ○ン」
「足は飾りだという悪の兵器じゃないの?」
「それはジ○ング。ってか、こっちは『足は飾りじゃ無い』と言いたいわけだ。正反対だよ」
「すまん」
「しかし、今日は自分で考えた標語をしみじみ噛みしめてしまった」
「それはなぜ?」
「GPSアプリを書いていたら特定の場所でのみ起こる障害に遭遇した。自転車で出動して、足で必死にペダルをこいでそこまで何回も行って動作を確認したよ」
「まさに、足は飾りじゃ無いね」
「足で解決した障害なんて、なかなか無いぞ」
「普通は画面を見て手を動かして解決するものね」
「GPSアプリを書いて既に別世界に行ったと実感したよ」
ジオジオ団はどこにあるか? §
「それでジオジオ団はどこにあるの?」
「どこにもないよ。まだ」
「えー」
「しょうがないので、Facebookにグループを作った」
「今のところまだ何も正式な活動は無いが、立ち上げに協力したい人の参加は歓迎だ」
「参加の条件は?」
「健康のために足を使おう、という趣旨に賛同する人なら老若男女誰でも歓迎だぞ」
「はっ。了解しました。ジオジオ団総統ジ王さま」
「とりえず、一緒に悪の道に進みたくなったらいいねボタンをクリックだ。いいなみんな、約束だぞ。みんなで健康になろう」