2012年04月06日
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ヤマト2199への期待が予想より熱い理由が少しだけ見えた

Written By: トーノZERO連絡先

「世間のヤマト2199への期待が予想より熱い」

「なぜだい?」

「その理由が少しだけ見えた」

「いったい何が理由なんだい? ヤマトの潜在力?」

「いや。実はガンダムAGEが予想以上に不評らしい」

「君は見てるの?」

「既に見てない。見ようという意欲も起きない」

「じゃあ、不評でも仕方がないじゃん」

「自分の見方は異端だからな。ガンダムマニアの心情は分からない」

「じゃあなんだ? 予想外にガンダムAGEが不評だから、それに代わるタイトルが期待されているってことか?」

「そんな気がする」

「それが2199ってことか?」

「実際にはガンダムUCというタイトルもあるらしい。見たことは無いが、骨太なんだろう。しかし、UCはタイトル数が少なすぎる。時間をかけてちょっとだけという感じだ」

「2199は?」

「準備に4年掛かったようだようだけど、始まったら早急に全26話が揃う。かなりのボリュームだ」

「なるほど。売る方は売れる商品の厚みが期待でき、見る方は量を期待できるわけだね」

「それに加えて、バックに控えている商品群に互換性が無い。たとえば、ザクみたいなMSが商品にあっても、ザク一杯持ってるからもういいかと思われたら売れない。でも、ヤマトにザクもザクそっくりのロボもいない。若いオタクは、ザクみたいなMSはいくつも既に持っているかも知れないが、ガミラスクルーザーみたいな商品は1つも持ってないはずだ」

「うーむ。凄く納得するような、納得しないような」

「売る側からは新しい商品を開拓できる余地があり、見る側からは新鮮な刺激が期待できるのだ。やはり同じものばかり続くと飽きるからね。美味しくても不味くでも続けば飽きる」

「問題はそこか」

「ガンダムは使いすぎなんだよ」

「その結果、テレビシリーズと違ってカイとミハルが主役になって、ガンペリーで飛んでいくんだね?」

「そうそう。美晴先生は本業がパイロットだから。って違う」

「こうして未だに哀戦士ネタで遊んでいるのがガンダムの敗因なんだね」

「結局、全てのガンダムの続篇はファーストを越えられなかった」

「君は0080の方が好きだって言ったじゃないか」

「でも、レンタルで4巻ばかり動くと言われて支持されなかったことが明らかになった」

「4巻って?」

「派手なMS戦がある巻。本当はドラマ的に5巻あたりの方が見応えがあるのに支持されていない」

「5巻って?」

「戦闘に負けた敗残ジオン兵がよりによって子供に励まされる話さ」

「負け犬か」

「実は連邦側のパイロットも戦争にうとい中立コロニーの刑事からネチネチと罪の意識を突かれてやはり負け犬。戦争なんだから被害を最小にしなくては、と思って頑張ったのに、死んでいい命なんてないと平和ボケの刑事に突っ込まれてメタメタ」

「みんなダメじゃん」

「そうそう。その負け犬気分を払拭するために両者が激突して悲惨なラストが来る。凄く前向きなのに、悲劇が来てしまう。でも、そういう屈折した部分はガンダムファンには受けていないようだ」

「ドンパチの方がいいわけだね」

「その点で、ガミラスに勝ったのにヒロインが泣いちゃって古代が銃を投げ捨てるヤマトと違う」

「ヤマトも同じだってことだね」

「ガミラス側もヤマト側も前向きに頑張ったのに、結果はガミラスの滅亡。誰もそんなことまで望んでいないけど、結果はそうなってしまった

「悲惨やね」

「しかも、その滅亡の重荷を背負ってイスカンダルに行くと、そっちも実はスターシャ以外は全員死んでたという驚愕のオチが」

「スターシャの最後の話し相手だったはずのサーシャは火星で死なせちゃったし」

「これはもう、古代守をスターシャのところに残して辻褄を合わせるしか無い」

「追い詰められたヤマトの最後の選択だね」

「これで『約束だからコスモクリーナーD寄越せ』と要求したらまさにヤマト悪者」

「先に向こうから渡してくれたから救われたね」

「でも完成品はくれない。パーツと設計図だけ渡すという嫌がらせはされた」

「ひ~」

オマケ §

「前回のインタビューの一部をもう一度」

自分より向いていると思う人がいたら、その人にやってもらったほうがいいよって普通に言ってしまうんですけど、

「うん。これは良く分かる。ラーゼフォンで1話まるまる他人に任せちゃうような人の発言だ」

「これがどうした」

「だからさ。ラーゼフォンで1話まるまる任せた相手は磯光雄」

「電脳コイルの監督だろ? 前に聞いたよ」

「いいや。ガンダム0080第1話の冒頭の海中からの伝説的な襲撃シーンを描いたアニメーターこそ磯光雄なのだ」

「うぉ~ そこにつながるのか!」

「既にうろ覚えだが、ゴッグの腕からミサイルを発射するカットとか感涙ものだぜ」

「どんな感じ?」

「もうYouTubeにあったから0080第1話の現物を付ける」

「これで?」

「当時としては破格に凄かったんだ。時代背景を考えてみよ」

「でもさ。確かに凄いけど磯光雄って電脳コイルの監督であって、ヤマト2199の監督じゃないよ」

「ふ。甘いな。ガンダム0080のデザインワークこそ2199の出渕総監督。冒頭の潜水艦の格好良さを見よ。はっきり言って、ゴッグよりそっちの方がかっこいいぜ!」

「そこか。そこにつながるのか」

「しかし、この感覚はガンダムファンとは共有できないみたいだ」

「そうだろ。まずはロボだろ。人型にしか燃えないだろ、彼らは」

「人型というか下手をするとガンダムタイプだけだな」

「ガンダムよりザクやドムの方が売れたって言うのは都市伝説ってことだね」

「そうそう。だからガンダムの戦略はダム増量。なんとかガンダムとガンダムなんとかがどんどん増えていくだけ」

「大変です監督。もうガンダムがZまて行ってしまいました。後がありません」

「ZZガンダムにすればいいんだよ」

「ぎゃふん」

オマケ2 §

「ガンダムに代わってヤマトが売り上げの柱になった未来を想像してみよう」

「それで?」

「ヤマトも増量される」

「大変です監督。ヤマトがZまで行ってしまいました。後がありません」

「ZZヤマトにすればいいんだよ」

「ZZヤマト! 目玉は一体なんですか?」

「頭(艦首)に、波動砲を装備するんだよ」

「もともとヤマトには装備されてます!」

「ぎゃふん」

「ちゃんと考えてください!」

「よし。合体機構を考えよう。上半身はズバリ、ヤマ・トップだ!」

「ヤマト・ップ?」

「ヤマ・トップだ!」

「じゃ下半身は? ヤマ・ベースですか?」

「酸の海で溶け落ちたのでもう無いってことで」

「ぎゃふん」

「足なんで飾りです。偉い人にはそれがワカランのです。ということで、ヤマトには足がありません!」

「ぎゃふん」

「操縦者が乗るのは……」

「コア・ファイターですね? いや、ヤマ・ファイターか?」

「ガミラス・ファイターに決まっておろう」

「ぎゃふん」

「じゃ母艦はネェル第1空母ってことで」

「大変です」

「なんだね」

「ネェル第1空母はオリジナルの第1空母と違って地上に降りると宇宙に戻れないことが分かりました」

「うかつには……飛べない」

「慎重でも飛べないものは飛べません!」

「地上に降りたら」

「降りたら?」

「メーカーの在庫整理に協力して旧作メカをどんどん出そう」

「大変です。旧作のビックリドッキリメカが続々と。腹這で操縦する戦闘機とか」

「イーターIIか。取りあえず、萌えキャラのデカール付けて痛ツーとして売っておけ」

(追記:ホントは腹這はパラノイアでした。ガボーチンさんご指摘感謝)

「で、敵はどんな奴が指揮を執ってるんでですか?」

「強い名将」

「分かりました、ロンメルですね?」

「ぶぶー。ドメルだ!」

「ぎゃふん」

「そろそろストーリーの骨格も考えるか」

「骨格! それを頼みますよ!」

「妹の学費を稼ぐためにヤマトZをかっぱらう。というところから話を始めよう」

「妹って誰だよ」

「サーシャ(初代)」

「火星で既に死んでます!」

「これじゃアニメにならんな」

「そうですよ」

「ひらめいた! 主題歌は『アニメじゃない!』」

「いい加減にしなさい」

「僕は絶対に嘘なんて言ってない」

「うそー」

「妄想通りに書いただけ」

「ぎゃふん」

オマケII §

「イーターIIか。取りあえず、萌えキャラのデカール付けて痛ツーとして売っておけ」

「それがどうした?」

「いやね。今のバンダイならやりかねんと思って怖くなった」

「怪談だー。怖いぞ」

「どうでもいいけど、ダンバインまで合体メカで蘇ったらどうしよう」

「どうやって合体するんだよ」

「レッツ・ダンバインのかけ声で」

「……」

オマケ2199 §

「あ、いい関連商品アイデアを思いついた」

「なに?」

「スカートめくりギミック入りのアナライザー」

「なんだよそれは」

「スカート付きとセット販売できる。これでドム系MSの不良在庫も捌けて一石二鳥」

「スカート付きの意味が違うわい」

「確かにコンスコン隊を再現するとか言ってリック・ドムを12機まとめ買いする奴もいるらしいからな。不良在庫残ってないかも知れない」

「そんな奴いるのかよ」

「妹ガンダムには出てくるぞ」

「それは漫画だ!」

わたしのオマケ §

0401~0403 より

今回の制作中、ハセガワ1/72ロッキードF104模型の出来に感心した。古いキットといってもハイエンド。胴体の彫刻が超絶。安いのでお試しあれ。

「げげっ。なんてこったい!」

「ヤマト関係無いじゃん」

「ハセガワの1/72のF-104って、キット持ってるよ。C/Jのコンパチパッケージ。カナダ仕様と日本仕様で作れるの」

「それで?」

「しかも凄く気に入ってたんだ。やっぱり男はとんがってるガミラスファイターもといスターファイター」

「じゃあ作ったの?」

「いや」

「なんで作らないんだよ」

「コンパチのキットだからデカールが豊富でさ。他のキットを作るときにチマチマ強奪して消費してたんだ」

「なぜ強奪するんだよ」

「ほら。ガンプラとかを勝手にミリタリーテイストで仕上げると航空機のマーキングとか欲しいじゃ無いか」

「待てよ。ガンプラは1/100とか1/144じゃないのか?」

「そこはスケールのデフォルメ。本当に1/144のマーク入れると見えないから1/72のデカールを1/144のガンプラに入れるってことをやってるの。成功したかは別として、そういう理由で1/72のキットのデカールが強奪されているの」

「それで?」

「強奪してたらスターファイター作るためのデカールが不足しちゃったの。コンパチキットだけど、どのパターンで作ってもデカールが足りないの」

「ぎゃふん」

「おかげで中古で処分も無理だし、作るのも難しいし、どう扱うべきか思案中」

「でもキットはお気に入りなんだね?」

「そうそう。何回もランナー見ながら作りたいなあと思ってた」

オマケのオマケ §

「グレートメカニックのマクロスの記事でホワイトベースの謎が解けた」

「なんだ?」

「ガンダムはギャラクティカの影響が濃いという松崎さんの説明だ」

「どういうこと?」

「WBは密閉型のカタパルトと格納庫が船体の左右に付いてる。これは旧作ヤマトのどのメカにも合致しない形式だ。しかし、ギャラクティカには合致する」

「なるほど」

オマケキャラ §

「キャラ設定がふえとるで」

「コメントは」

「既にコメントする段階ではない」

「でも、馬のやまなみさんも載ったぞ」

「いや、それはやまなみ違いだから。アニ横じゃないから」

「えー」

「よし、じゃあ真面目に行くぞ」

「何か今さら分かったことでも?」

  • スターシャの名前はスターシャ・イスカンダル
  • 妹の名前はユリーシャとサーシャ

「えー」

「イスカンダルは名前の一部だった。妹は2人いて、先に来たのがユリーシャ、後から来たのがサーシャだったんだ」

「えー」

「そして、サーシャが持ってきたのは設計図じゃなくて波動コア」

オマケキャラ2 §

「よし、ヤマトZZでは波動コアを使って戦闘機を作ろう。名付けて……」

「コア・ファイター……」

「突っ込みがコアい」

オマケキャラIII §

「ユリーシャを妄想する」

「あ、なんか分かった気がする。ほら、あの矛盾を解消するための人じゃないか?」

「そうそう。ともかく隻眼」

「隻眼!?」

「眼帯を付けてる」

「綾波以来の萌え要素だから?」

「そうじゃない。まあともかく、実はあのアイテムを狙って正体を隠している」

「そうそう。正体は隠してると思うけど。狙ってるアイテムって?」

「ラブリー眼帯!」

「それは、ユリーシャじゃなくて、フリーシャちゃん。十兵衛ちゃんじゃないんだから。シベリア柳生じゃないんだから」

「じゃあ、君の意見を言いたまえ」

「ユリーシャは雪。だから、スターシャとサーシャに似てる。必然だ。姉妹なんだから」

「がーん」

オマケキャラ2199 §

「というわけで、2199サイトのイスカンダルの登場人物紹介欄。どう見ても3人分あるなと思ったら、スターシャ、サーシャ、ユリーシャで3人分だったんだ」

「えー」

オマケ動物アニメ §

「どうでもいいが、今期は動物アニメの当たり年かも知れない」

「なんで君がヤマトでも無いことを気にする」

「地球をなめるなよ宇宙戦艦ヤマトをなめるなよ、元・名劇はロッキーチャック派をなめるなよ」

「分かった分かった。しあわせそうのオコジョさんも好きだったんだよな」

「うむ。というわけで、それぞれ第1話を見たが、以下のラインナップがどれも当たりだ。ワクワクするね」

  • ゴン
  • あらしのよるに
  • しろくまカフェ

「じゃあ、聞くけど、良い動物アニメと良くない動物アニメの差ってなんだい?」

「いい質問だ。まず動物アニメは人間的なドラマであるべきだ」

「なんで?」

「見る側が人間だから感情移入できるドラマがいい」

「なるほど」

「でも、動物の姿をしただけの人間だったら意味は無い」

「動物の特徴を何か持っていることに意味があるんだね?」

「そうだ。人間と変わらないキツネを出すなら、女狐で十分」

「ぎゃふん」

「だからさ。人間的なドラマが進行するものの、ダムを造るビーバーとか出てくるロッキーチャックは良いわけだ」

「人間はダムを造らないからね。いや、ダムを造るのか?」

「あんなダムは造らない」

「そうか」

「これを分かりやすく説明するにはビーメラ星がいいね」

「えー。ほのぼのした動物アニメから急に殺伐としたヤマトに話題が変わったよ」

「ビーメラ星人も、この条件に当てはまる。ビーメラ星でも人間的な話をしているんだが、女王を中心にしていたり、ローヤルゼリーを作っていたり、ビーメラ星人の特質は残っているわけだ」

「まさに条件に当てはまるわけだね」

「そうだね」

「じゃあ、リストの3つアニメのいいところを簡単に説明してくれよ」

  • ゴン → 喋れない恐竜さんが動物村に来てひっかきまわすよ
  • あらしのよるに → 草食動物と肉食動物が友達になっちゃうけど肉食動物が涎を垂らしているよ
  • しろくまカフェ → 寝て暮らすのが大好きな怠惰なパンダがバイトの面接を受けるよ

「……。全部ほのぼのした動物アニメじゃねえ!」

「おっと忘れないうちに最後の補足。自分が見た中で今期最高の変形メカはしろくまカフェのOPに登場していた!」

「ホントに動物アニメかよ!」

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