2012年08月16日
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1/1000ヤマトの価値・別の意味での1/1000艦船模型論

Written By: トーノZERO連絡先

「さてタミヤのMMにはMMMというのがある」

「それはなに?」

「MMは1/35。MMMは1/48。より小さいサイズの模型が存在するのだ」

「ヤマトと関係あるの?」

「これは伏線」

「じゃあ場面は転換するわけだね?」

「そうだ。艦船模型は1/700WLが圧倒的な主流。静岡3社/4社のみならず国内内外の多くのブランドがこのフォーマットに乗っている。マッチボックスまで1/700WLのモデルを出しているのを見た時は目が点になったぞ」

「なるほど」

「だから昔のヤマト模型にも1/700が存在する。これは妥当な判断」

「ヤマトも1/700で戦艦大和と並ぶわけだね」

「しかし、2199のヤマトは1/1000なのだ。これはどう考えるべきだ?」

「もっと大きいガミラス艦もスケールを揃えるには必要なスケールってことだね」

「そうだ。公式にはそうなっている。だが話をそこで止めていいのだろうか」

「えっ?」

1/700は既に死んでいるという話 §

「実は1/700の艦船模型は既に死んでいる気がする」

「どうして?」

「細かくなりすぎて、とても作れないからだ」

「アオシマ大好きの君らしい」

「アオシマが最後の楽園だよ」

「それで?」

「かといって、コレクションするとすごく場所を取る。たとえば真珠湾攻撃の南雲艦隊の第何警戒序列を再現……とかいうジオラマを昔見たことがあるけど、かなり大きくなる。あれは、ちょっとホビーで何とかなる範囲では無い気がする」

「では、もっと小さい模型が欲しいということ?」

「小さいから精密な再現はもともとできないと割り切って、ムードの再現に徹するならそれでいいと思う。その分、もっと手軽に模型が楽しめればそれでいい」

「なるほど。それでもっと小さいスケールはどの程度を想定しているの?」

「昔、ワンフェスで売った宇宙戦艦は1/2400だった。このサイズはモデラの切削可能サイズと設定全長から割り出したもので、前向きに選んだものではない」

「機材の都合で選ばされた大きさというわけだね」

「そうだな。だから、これといって1/2400をプッシュする理由も無い」

「次の候補は?」

「1/1200だな。実はドイツレベルに1/1200の戦艦模型シリーズがある。一応、手元にまだ塗ってないけどヴィットリオ・ヴェネトとキングジョージ5世とアイオワとあと2隻ある」

「1/1200かあ」

「しかし、大戦艦だけならともかく小艦艇をやるには少し小さすぎるかも知れない」

「小さすぎて組めなくなったら意味が無いわけだね」

「というわけで、最後の候補に行くぞ」

「まだあるのか」

「ウォーターラインシリーズよりも前に、実はウォーターラインモデルの連合艦隊を揃えようとした意欲的なシリーズが存在した。これがASKの1/1000シリーズだ。実はこれの1つ(おそらく瑞鶴)が昔の家にあった。たぶん、叔父が買ったもの。それを手に取った経験がある。そこから言えば、精密さを出さずにムードだけ出すなら、このサイズで十分」

「なるほど」

「というわけで、MMに対してミニサイズのMMMがあるように、WLに対してミニサイズのMWLがあってもいいじゃないか。その際のサイズは1/1000を取りあえず推薦しておく……と思ったのだけど、そう思うとヤマトシリーズの1/1000ラインナップとピッタリ適合していいかもしれない」

「1/1000万歳ってことだね」

「模型の世界は、どうにも24とか32とか48とか72とか76とか87とか144とか半端な数字が多いのだが、1/1000のように割り切れた数字でもいいじゃないか、とも思うしね」

「じゃあ、ガンプラのMGの1/100も支持するの?」

「汎用人型兵器のスケールはけっこう怪しいけどな」

「ぎゃふん」

「ガンプラに関しては、実際には1/144よりも小さくてもっと割り切ったキットがあっても良いように思うけどな。って、実際にはあったような気がするけどあまり支持されてなかったような感じもある」

「もう一声意見は無いの?」

「可動は要らない。間接は固定でかっこいいポーズでも良いぞ」

「可動にこだわらなければ、どんどん小さくできるってことだね」

オマケ §

0807より

今日は暑くてバテた。

「死にそうに暑い」

「ばてて当然ってことだね」

「そこではたと思った」

「何?」

「これがホントのデスバテーター(死のバテた)」

「ぎゃふん」

「デバステーターならこのオチにならない」

オマケ2 §

「念のためデバステーターで検索した」

「それで?」

「最初に出てきたのがTBDじゃなくてトランスフォーマーだった……」

「ぎゃふん」

「しかも、ビルドロン部隊だった」

「ビルドロン部隊トランスフォーム!」

オマケIII §

「1/1000の艦船模型がもしあったら」

「あったら?」

「水雷戦隊は1箱で1戦隊。旗艦の軽巡と駆逐艦が4隻ぐらいでセット」

「なるほど。地球艦隊セットと同じノリだね」

「同型艦の違いなんて明確じゃなくていいので、どのフネとしても作れるコンパチキット化」

「大和と武蔵というパッケージは成立しないで、大和級というパッケージができるわけだね」

「だから、あり得ない沖縄特攻仕様の武蔵も簡単に作れる」

「それってどこの征途ですか」

絶対オマケ §

椎名高志より

そもそもアニメのロボットは「本物」が存在しないから、最初からメーカーや作り手の「解釈」しかないもんね。そういやガンプラにミリタリーモデルのデカールを貼るってのは、当初画期的なアイデアだったなあ。

プラモに「失敗」はない。すべて「味」だ。ウェザリングやデカールでごまかしたり、ポーズで隠したりするのもテクニックだ・・・と思う。  QT @doramamaker 私もかなりの数を組み立てましたが、どうもMGはいつも胸部の合わせがうまくいかず失敗します(T-T)

子供相手に「模型って結局は立体的な絵なんだよな。趣味のラクガキなんだから正解はないし下手でもいい。実は精巧に作れれば偉いってもんでもなくて、好き勝手に楽しんだ者勝ちなんだよ」と熱くプラモ道について語る。

「目から鱗が落ちた。急に椎名高志に対して親しみが沸いた」

「どうして?」

「ガンプラにミリタリーモデルのデカールを貼るのはいいとして、うちの場合ハセガワ1/72F-104のデカールが強奪されて作れなくなってしまった。コンパチキットでデカールが凄く多かったから少しぐらい持っていっても構わないだろうと思ったらいつの間にかどの方法でも作れなくなっていた」

「えー」

「もちろん好き勝手に作るのなら関係ないけどね。カナダ空軍仕様が意外と格好良かったので、迷いがあったぞ」

「ひぇ~」

「いずれ対処を考えねば」

「プラモに失敗は無いというのは同意するの?」

「ゴールは無数にあると思うなら、失敗は無いよ。単に、どれかのゴールに到達して作った本人が満足すれば勝ちだ。ただし、絶対に本に書いてある通りに作らねばならないと思い込むと袋小路かも知れない」

「そういうタイプは意外と多いかもね」

「同じキットを作って成功すると同じものができるタイプ。自分とは違う」

「模型は立体的な絵って?」

「自分としては、模型は立体塗り絵という前提で取り組んでいるからぜんぜん問題ないぞ」

「ひぇ~」

オマケジャーズ §

0814レイトショーより

この夏、期待感と作品の不一致に凹んでいたのだが、アベンジャーズは良い!キャプテン・アメリカ、マイティ・ソー、そしてアイアンマンを見てるという事が前提だが、良い!

「なら見ても良かったのかも知れないな」

「えっ? 君のような、なんちゃって戦隊ファンがアメリカのヒーローを知ってるのかい? キャプテン・アメリカとかを。ミス・アメリカじゃないんだぞ」

「ファースト・アベンジャーなら見ているし、けっこう面白かった。アイアンマン2も見た、けっこう面白かった。マイティ・ソーは知らないがまあいいだろう」

「なんでだよ」

「1つ分かったことがある」

「なに?」

「日本のテレビは、初期の段階では大量の米英の番組を吹き替えて流していた。しかし、ある時期からふっと消えてかなり少数派になる。このタイミング以降でオタク化した連中には、明らかに共通素養としての海外ドラマが存在しない。マニアはいくらでも海外の番組を見るが、見ないどころか受け付けない層も存在する」

「えー」

「だからさ。子供の頃は超人ハルクだって見たんだぜ」

「小田急ハルクじゃなくて?」

「ちがーう」

「ますます分からないな」

「だからさ。同じテレビでアメリカ特撮もイギリス特撮も日本特撮も簡単に見られた時代があって、そこでが吹き替え盤としてそれらが全て対等に見ることができたのだよ」

「アニメもか?」

「そう」

「そこでいったい何が起こったのだ?」

「スタートレックとヤマトならどっちを取る? という設問が可能で、おいらはヤマトを取った」

「ひ~」

「だからといって、海外特撮は完全に否定されたわけでは無く、好きな映画を列挙してみろと言われるといくらでもタイトルを並べられる」

「もしかして、それって」

「そうだ。この問題はヤマトを取るかガンダムを取るかという二択ではなく、そこにサンダーバードとかスタートレックとか山のように他のメジャーなタイトルが入り込んできてバトルロイヤル化する」

「分かった。そこで上位に君臨できたのがヤマトであり、ガンダムは2位にもなれずメダル圏外だったわけだね」

「あくまで個人的な印象ではな」

「ってことは、もしかして戦隊のことならなんでも知っている戦隊マニアとは相性が悪いのではないか?」

「それはあるな。こっちは見てない戦隊の方が多い」

「でも海外特撮は見てるわけだね?」

「ほんの少しだよ」

オマケのオマケ §

「くじら軍曹さんの第2艦橋側面の構造物等の考察で指摘している『2199ヤマトはプレステ版に似ている』という指摘が興味深くて、部屋のどこかにPS版ヤマトのパッケージがあるはずだと思って押し入れを漁ったら発見できず。そのかわり、DAICONフィルム版の帰ってきたウルトラマンDVDを掘り出してしまうというすれ違いっぷり」

「まるで違うぞ」

「いや。これは庵野秀明監督作品なので、少しはかすってる。その行けてない微妙な感覚が爆死もの」

「ひ~」

帰ってきたウルトラマン

「確かこれは生産数が限定された比較的レアなアイテムのはず。何しろ、円谷の権利を侵害しかねない代物だからね。もちろん、これは円谷の許可を取った正規品だけど」

「あぶねー」

「ちなみに、くじら軍曹さんのブログでもギャバン、シャリバン、シャイダーを取り上げていて『そこも同じか』と思ったけどね」

「ひ~」

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