Written By: 川俣 晶
「というわけで、これが写真で見るラテカピューターの真実の姿だ」
「なんで真実だと断言できるのさ。似ている別のものではないと言いきれるのさ。このキーボードは明らかにコンピュータというにはへなちょこすぎるだろう」
「ふふふ。その理由はね。当時、実際に触ったことがあるからさ」
「えっ? 見たことあるの?」
「その、へなちょこキーボードだって押したことがあるぞ」
「ひぇ~」
「しかし、キーは押しにくいし画面は小さいし、その割に大きいし重いし売れなかったのも良く分かるよ」
「じゃあ売れる可能性はあったと思うわけ?」
「だって、今のスマホって、音楽が聴けてラジオが聴けてテレビが見られて録音ができて自作アプリが実行出来て、ほとんどラテカピューターじゃないか」
「そう言われて見れば……」
「そうそう。コンセプトは間違って無いと思うよ。ただブラウン管でやっても大きく重くなりすぎるから苦しい。単に技術の問題だと思うよ」
「他には何があれば完璧?」
「ソフトの互換性かな。使えるソフトが無ければコンピュータはただの箱だ」
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