Subject: 感想・映画「ローレライ」
Keyword: 【▲→トーノZERO→映画感想】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20140224224711
名前: 禅芝
本文:
伊507のモデルは実在のフランスの潜水艦だったと思います。
当時世界最大の潜水
艦だったはずで、あんな大砲が実際についてました。
「なるほど! これですね!」
「これが明らかになったことで、君の感想は何か変化したかい?」
「したぞ。伊号を名乗っても明らかに日本の潜水艦じゃないよ。ドイツから来た? ドイツでもないよ、こんなの。そう思っていたが、フランス潜水艦をドイツが接収してそれを使っていて、最後に日本に持ち込まれたという流れならそれほど無理は無い」
「中途半端な元Uボートマニアが来た」
「フランスの潜水艦はまさに盲点だな。日本らしい潜水艦、ドイツらしい潜水艦、アメリカらしい潜水艦は何となく分かるのだが、そこから先は良く分からないな」
それはさておき §
「しかし、それはさておき、ローレライは良く出来てるな。感心することしきり」
「そんなに良い?」
「ファンタジー的なミリタリーものとしては、破格に良く出来ていると思う。ギャラクティカの前に出してもヤマトの前に出しても色あせない力強さを感じるよ」
「そんなに?」
「ってか、宇宙戦艦ヤマトも作品によって格負けする」
「ひ~」
「結局のところ、ローレライは特撮邦画の伝統の末裔だからだろう」
「たとえば?」
「だからさ。原爆で破壊される東京のイメージとか、最終戦争ものの特撮映画の末裔を意識させる」