2014年10月17日
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【作品解説】 父殺し戦争

Written By: 遠野秋彦連絡先

 これは、Kindle電子書籍父殺し戦争 の巻末の作品解説です。解説を読んでから読むか決めるという読者の便宜のために公開されています。

解説 §

小説には本来解説など必要ない。読者のあなたが信じる解釈こそがあなたにとっての真実なのだ。作品は書き上がった時点で作者の手を離れて読者にものになるのだ。だから作者本人は解説などしない。解説を要するとしたら、小説作品中で必要なことを全て描けなかったことを意味し、単純に表現力不足であり敗北だからだ。

しかしながらそれにも関わらず、解説を求める読者も存在し、それを読んで安心したいと思う気持ちも存在する場合がある。その状況を踏まえて、10個のヒントを解説の代わりに10HINTSとして付け加えておこう。ただしネタバレになるので、それを望まない読者は先に読まないことをお勧めする。またこれは【正解】ではない。あくまで作者の解釈だ。

ちなみに、【10個のヒント】は、【マルホランド・ドライブ】という映画で【デヴィッド・リンチ監督】が観客に提示した【10個のヒント】に倣っている。デヴィッド・リンチ監督はDVDのインタビューで、必要なことは全て映画で描いているからそれ以上の説明は不要と言い切っているが、それでも解説を欲する観客のために【10個のヒント】を提示している。この10HINTSも同じことである。見なくても良い読者は見る必要が無い。見たい読者だけ見て頂きたい。もちろん、【ネタバレは嫌だ】という読者は、読みたい場合でも読後に見て頂きたい。

 

10HINTS §

1)

本作は筆者の『オルランドシリーズ』で最重要な出来事の1つ、『父殺し戦争』を描いている。しかし、他のシリーズ作を読む必要は無い。シリーズに属する作品は1本1本が独立して1つの世界を構築している。1本しか読まない読者は1本読んで納得できるはずだ。そのように書かれている。この物語には、物語に必要なものが全て揃っているが、物語に必要無いものは全て取り除かれている。安心して自由に楽しんで欲しい。全てはこの1冊に揃っているよ?

 

2)

『オルランドシリーズ』とは中学生時代の妄想にそれなりの形を与えて決着を付けようという主旨のものだ。それゆえに基本設定は中二病色豊かであるが、それは本当に中二前後の時期に考えた設定だからだ。ちなみに、中二病とはWikiPediaによれば【中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動】のことであり、作品としては誇大妄想的な物語を意味する。この小説で言えば、わずか数名の若者とたった1隻の宇宙船で、全人類を巻き込む陰謀に立ち向かう設定を意味する。

しかし、当時考えたのは『男』のジョー(ジョークオル王子)とドッチーがプレアデスIIIで諸国漫遊する話であった。『女』のジョアンナの設定や、ドッチーとの駈け落ちという設定は存在しなかった。それは大人になってから付け加えられた要素だ。

つまり、悪者を退治する快楽から、不倫の快楽に作品の軸は大きく変わってしまった?

 

3)

本作(の本文)は、ドン老の書いた歴史小説という体裁を取っている。つまり、ドン老が知り得た情報から再構築した歴史の断片だ。ドン老の想像で補完された部分もあるだろう。そもそも、ジョークオル王子がジョアンナというAV女優と同一人物だというのもドン老の解釈であり、どこまで正しいか分からない。あるいは狂いかかっているドン老が、本来あり得ない話を書いてしまった可能性すらある。つまり、ジョークオル・グレスフォ王子が本当は巨乳の女だった……という主張が事実かどうかも分からない。疑い始めたらきりがないが、惑星オルランドは作中で破壊されてしまった。後世の歴史書はジョークオル・グレスフォ王子を男だと書き残している。真実は永遠に明らかにならない。この架空史のロマンに何かの解釈を与えられるのは読者のあなたしかいない?

 

4)

【父殺し戦争】とは、要するに【神殺し戦争】だ。人類を作り出した者達との戦いだ。それは大人になるための不可避のステップと言える。大人になるために、(本物の死を与えるか否かに関係なく)父殺しは避けて通れないのだ。しかし人類が本当に勝ったわけではない。しかも、ある種の良識は失われた。人類の明日はどっちだ?

 

5)

作中に出てくるマイクロフトはマイクロソフトの誤記ではなく、有名な架空の探偵、シャーロック・ホームズの兄の名前だ。シャーロキアンはシャーロック・ホームズファンのことだ。【マイク】と呼ばれる操船AIの名前の由来を説明するために出てくるだけで、他には何も関係しない。実は【マイク】という名前は子供時代に設定したが、今見るとあまりにも短くてスカスカの語感なので、あえて歴史的重みのある設定を追加してみたのだ。しかし、プレアデスIIIという名前は特に何も由来を追加せず、そのまま使用している。プレアデスIIIならスカスカではない?

 

6)

本作で、タバチーネ人の男は、ベッドの中で女性を喜ばせる能力に長けている。ジョアンナが駈け落ちするパートナーにタバチーネ人のドッチーを選んだ理由はまさにそれだ。一方で、ドッチーの方はジョアンナの巨乳に目が眩んでいた。はたして、2人の駈け落ちは本当に愛し合った駈け落ちだったのだろうか?結局、ジョアンナとドッチーの間に本当の愛はあったのだろうか?

 

7)

完全に同じ人間を人為的に作り出すことはできない。偽ジョアンナは、あっさりとドッチーに見抜かれてしまった。本質的に観測することは相手にも影響を与えてしまうのだ。では、偽クラッキーは、よく観察したらどこかで区別可能だったのだろうか?戦勝にうかれて重要なサインを見落とした可能性はあるだろうか?

 

8)

ジョアンナの行動は正しかったのだろうか。ホモ・スペリオールの基地を破壊したことは、報復を招いて本人も死んだばかりか、故郷の惑星まで破壊されてしまった。ドッチーと別れたことも、単なる陰謀の結果であり、本人達の意志ではなかった。しかし、ドッチーと別れたからこそ、最終的にカーレ・カーツの妻になるという決断が可能になり、人類を救う技術情報を手に入れられたのだ。そして、ジョアンナが惑星ごと殺されたことで、カーレ・カーツは猛り狂って殺戮艦隊の情報を人類に渡して人類の戦勝に導いたのだ。はたして、ジョアンナの行動は正しかったのだろうか?

 

9)

作中のスカイラークに関するマイクの説明はデタラメだ。本当は、ひばりではなく、E.E.スミスの書いたSF小説に出てくる宇宙船の名前だ。シリーズ名でもある。シリーズは『宇宙のスカイラーク』『スカイラーク三号』『ヴァレロンのスカイラーク』『スカイラーク対デュケーヌ』と4冊存在する。デュケーヌは人名で、ヴァレロンは惑星の名前だ。ひばりの名前ではない。要するにこれは通俗文化のかなりの割合は、断片的にしか継承されていないという表現なのだ。

ちなみに、このシリーズは同じ作者の【レンズマン】:シリーズと並んで、14歳の時の読むと面白いと言われる中二病の代表作でもある。なぜ執拗にスカイラークの話が出てくるのかと言えば、【これから中二病展開が続くよ】というサインでもあるのだ。しかし、中二病展開は最後まで続かない。いったいどこで中二病展開が終わってしまうのだろうか?

 

10)

皇帝、アヤと並んで『オルランドシリーズ』の定番登場人物の1人が、【大文字の彼】だ。父殺し戦争において、ホモ・スペリオールで唯一人類の味方をして生き残った男だ。本作品は、【カーレ・カーツ】が狂って【大文字の彼】になってしまう経緯を描いている。言わば【大文字の彼・誕生編】だ。なぜあのような狂った男が産まれたのか……という疑問に答えることができる。(彼の死を描いた【最終英雄ドリアン・イルザン】が、そのような意味では【大文字の彼・終焉編】となる)。

【大文字の彼】という名前を知らない読者も、彼が狂っていく過程を堪能して頂きたい。それだけ過酷な出来事に彼は巻き込まれていくのだ。そして、それは【大文字の彼】という名前を知っているか知らないかに関係なく、読み応えがあるはずだ。

君は【大文字の彼】を襲った惨劇に泣けるか?それとも、石を投げるか?

注釈 §

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【作品解説】 父殺し戦争

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 これは、Kindle電子書籍父殺し戦争 の巻末の作品解説です。解説を読んでから読むか決めるという読者の便宜のために公開されています。

解説 §

小説には本来解説など必要ない。読者のあなたが信じる解釈こそがあなたにとっての真実なのだ。作品は書き上がった時点で作者の手を離れて読者にものになるのだ。だから作者本人は解説などしない。解説を要するとしたら、小説作品中で必要なことを全て描けなかったことを意味し、単純に表現力不足であり敗北だからだ。

しかしながらそれにも関わらず、解説を求める読者も存在し、それを読んで安心したいと思う気持ちも存在する場合がある。その状況を踏まえて、10個のヒントを解説の代わりに10HINTSとして付け加えておこう。ただしネタバレになるので、それを望まない読者は先に読まないことをお勧めする。またこれは【正解】ではない。あくまで作者の解釈だ。

ちなみに、【10個のヒント】は、【マルホランド・ドライブ】という映画で【デヴィッド・リンチ監督】が観客に提示した【10個のヒント】に倣っている。デヴィッド・リンチ監督はDVDのインタビューで、必要なことは全て映画で描いているからそれ以上の説明は不要と言い切っているが、それでも解説を欲する観客のために【10個のヒント】を提示している。この10HINTSも同じことである。見なくても良い読者は見る必要が無い。見たい読者だけ見て頂きたい。もちろん、【ネタバレは嫌だ】という読者は、読みたい場合でも読後に見て頂きたい。

 

10HINTS §

1)

本作は筆者の『オルランドシリーズ』で最重要な出来事の1つ、『父殺し戦争』を描いている。しかし、他のシリーズ作を読む必要は無い。シリーズに属する作品は1本1本が独立して1つの世界を構築している。1本しか読まない読者は1本読んで納得できるはずだ。そのように書かれている。この物語には、物語に必要なものが全て揃っているが、物語に必要無いものは全て取り除かれている。安心して自由に楽しんで欲しい。全てはこの1冊に揃っているよ?

 

2)

『オルランドシリーズ』とは中学生時代の妄想にそれなりの形を与えて決着を付けようという主旨のものだ。それゆえに基本設定は中二病色豊かであるが、それは本当に中二前後の時期に考えた設定だからだ。ちなみに、中二病とはWikiPediaによれば【中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動】のことであり、作品としては誇大妄想的な物語を意味する。この小説で言えば、わずか数名の若者とたった1隻の宇宙船で、全人類を巻き込む陰謀に立ち向かう設定を意味する。

しかし、当時考えたのは『男』のジョー(ジョークオル王子)とドッチーがプレアデスIIIで諸国漫遊する話であった。『女』のジョアンナの設定や、ドッチーとの駈け落ちという設定は存在しなかった。それは大人になってから付け加えられた要素だ。

つまり、悪者を退治する快楽から、不倫の快楽に作品の軸は大きく変わってしまった?

 

3)

本作(の本文)は、ドン老の書いた歴史小説という体裁を取っている。つまり、ドン老が知り得た情報から再構築した歴史の断片だ。ドン老の想像で補完された部分もあるだろう。そもそも、ジョークオル王子がジョアンナというAV女優と同一人物だというのもドン老の解釈であり、どこまで正しいか分からない。あるいは狂いかかっているドン老が、本来あり得ない話を書いてしまった可能性すらある。つまり、ジョークオル・グレスフォ王子が本当は巨乳の女だった……という主張が事実かどうかも分からない。疑い始めたらきりがないが、惑星オルランドは作中で破壊されてしまった。後世の歴史書はジョークオル・グレスフォ王子を男だと書き残している。真実は永遠に明らかにならない。この架空史のロマンに何かの解釈を与えられるのは読者のあなたしかいない?

 

4)

【父殺し戦争】とは、要するに【神殺し戦争】だ。人類を作り出した者達との戦いだ。それは大人になるための不可避のステップと言える。大人になるために、(本物の死を与えるか否かに関係なく)父殺しは避けて通れないのだ。しかし人類が本当に勝ったわけではない。しかも、ある種の良識は失われた。人類の明日はどっちだ?

 

5)

作中に出てくるマイクロフトはマイクロソフトの誤記ではなく、有名な架空の探偵、シャーロック・ホームズの兄の名前だ。シャーロキアンはシャーロック・ホームズファンのことだ。【マイク】と呼ばれる操船AIの名前の由来を説明するために出てくるだけで、他には何も関係しない。実は【マイク】という名前は子供時代に設定したが、今見るとあまりにも短くてスカスカの語感なので、あえて歴史的重みのある設定を追加してみたのだ。しかし、プレアデスIIIという名前は特に何も由来を追加せず、そのまま使用している。プレアデスIIIならスカスカではない?

 

6)

本作で、タバチーネ人の男は、ベッドの中で女性を喜ばせる能力に長けている。ジョアンナが駈け落ちするパートナーにタバチーネ人のドッチーを選んだ理由はまさにそれだ。一方で、ドッチーの方はジョアンナの巨乳に目が眩んでいた。はたして、2人の駈け落ちは本当に愛し合った駈け落ちだったのだろうか?結局、ジョアンナとドッチーの間に本当の愛はあったのだろうか?

 

7)

完全に同じ人間を人為的に作り出すことはできない。偽ジョアンナは、あっさりとドッチーに見抜かれてしまった。本質的に観測することは相手にも影響を与えてしまうのだ。では、偽クラッキーは、よく観察したらどこかで区別可能だったのだろうか?戦勝にうかれて重要なサインを見落とした可能性はあるだろうか?

 

8)

ジョアンナの行動は正しかったのだろうか。ホモ・スペリオールの基地を破壊したことは、報復を招いて本人も死んだばかりか、故郷の惑星まで破壊されてしまった。ドッチーと別れたことも、単なる陰謀の結果であり、本人達の意志ではなかった。しかし、ドッチーと別れたからこそ、最終的にカーレ・カーツの妻になるという決断が可能になり、人類を救う技術情報を手に入れられたのだ。そして、ジョアンナが惑星ごと殺されたことで、カーレ・カーツは猛り狂って殺戮艦隊の情報を人類に渡して人類の戦勝に導いたのだ。はたして、ジョアンナの行動は正しかったのだろうか?

 

9)

作中のスカイラークに関するマイクの説明はデタラメだ。本当は、ひばりではなく、E.E.スミスの書いたSF小説に出てくる宇宙船の名前だ。シリーズ名でもある。シリーズは『宇宙のスカイラーク』『スカイラーク三号』『ヴァレロンのスカイラーク』『スカイラーク対デュケーヌ』と4冊存在する。デュケーヌは人名で、ヴァレロンは惑星の名前だ。ひばりの名前ではない。要するにこれは通俗文化のかなりの割合は、断片的にしか継承されていないという表現なのだ。

ちなみに、このシリーズは同じ作者の【レンズマン】:シリーズと並んで、14歳の時の読むと面白いと言われる中二病の代表作でもある。なぜ執拗にスカイラークの話が出てくるのかと言えば、【これから中二病展開が続くよ】というサインでもあるのだ。しかし、中二病展開は最後まで続かない。いったいどこで中二病展開が終わってしまうのだろうか?

 

10)

皇帝、アヤと並んで『オルランドシリーズ』の定番登場人物の1人が、【大文字の彼】だ。父殺し戦争において、ホモ・スペリオールで唯一人類の味方をして生き残った男だ。本作品は、【カーレ・カーツ】が狂って【大文字の彼】になってしまう経緯を描いている。言わば【大文字の彼・誕生編】だ。なぜあのような狂った男が産まれたのか……という疑問に答えることができる。(彼の死を描いた【最終英雄ドリアン・イルザン】が、そのような意味では【大文字の彼・終焉編】となる)。

【大文字の彼】という名前を知らない読者も、彼が狂っていく過程を堪能して頂きたい。それだけ過酷な出来事に彼は巻き込まれていくのだ。そして、それは【大文字の彼】という名前を知っているか知らないかに関係なく、読み応えがあるはずだ。

君は【大文字の彼】を襲った惨劇に泣けるか?それとも、石を投げるか?

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