思い出の鉄道模型1970: 関水金属キハ20系のツートンカラーの奇跡
「鉄道模型の本には手を出していなかったと思うが、なぜ今になって書いたんだ?」
「実は最近、関水金属/katoのキハ20系が家に三編成あることに気付いてね。いくら何でも多すぎだろうと思ったのだ。謎が解きたかった」
「なるほど。単なる思い出話では誰も読まないわけだね」
「まあそうだけど、かなりの割合は思い出話になった」
「えー」
「しかし、父の流電(モハ52)マニアぶりとか、叔父のレイアウトとか、話題はいろいろあると思うよ」
「目玉はなんだい?」
「たぶん、自分が小学生の時に作ったレイアウトの線路配置は初公開じゃないかなと思う」
「凄いプラン?」
「マイナスの意味で凄いプランだ」
「ひぇ~」
「今回は写真も一杯付けてあるぞ。父が自分でクーラーを付けたカツミの16番クモハ165の屋根の写真とか。これ、父の改造だから世界に1つしかないぞ」
「貴重な写真も多いわけだね」
「OゲージのEB55とか。乗工社の【なべとろ】の箱とか。自分が小学生の時に作った鉄道模型同人誌(コピー誌)とか。筆者手製のナローのレイアウトの未完製品とか」
「どこまで貴重なのか微妙なものもあるね」