2004年01月20日
トーノZEROアニメ感想Gungravetotal 2938 count

組織のトップ達から理性を奪い、結果として破滅を招いた男、ブランドン!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、トーノZEROです。

 今日のGugraveの感想。

 死んだ後、ネクロライズで組織を守ろうとするブランドンは、実は生前からそれを用意していたという泣ける秘密。

 ブランドンに、「もう目覚めなくて良いのだ」と涙を流すビッグ・ダディ。

 ドクターを殴るビッグ・ダディ。「これくらいはさせろ」という台詞が素晴らしいですね。実に素晴らしい。

 一人、ナイフを持ってハリーに会いに行くマリア。この激しい心。緊迫感。

 それを止めるダディ。

 マリアに、「ブランドンは生きていた」と嘘をつくビッグ・ダディ。

 「久しく忘れていたよ。私がミレニオンだということを」というビッグ・ダディ。マリアに嘘をついたあと、死ぬ覚悟を決めて、ハリーに会いに行ったわけですね。

 「君への仁義は貫かせてもらう」とブランドンへの仁義を意識するダディ。

 「ミレニオンは私だ」と主張するダディとハリー。

 ハリーを撃とうとするダディ。その瞬間、文治に手を撃たれるダディ。

 そのあとバーボンを飲んで、「ああ、美味い」というハリーの口調。これが見事。実に素晴らしいです。これだけでも、十分すぎるほど納得するところですが、そのあとの展開が更に素晴らしい。

 ダディが口にするブランドンの話で感情を爆発させるハリー。ダディにブランドンを盗られたと叫んで、ダディを撃ち殺してしまうハリー。

 組織を守ろうとしたブランドンは、組織のトップ達から理性を奪い、結果として破滅を招いたと言えるかもしれません。ブランドンが良い奴だからこそ、ダディは身体を張ってハリーのところに行き、そしてブランドンが良い奴だからこそ、ハリーは我を失って撃ってしまったわけですね。

今回の一言 §

 ブランドンが残した謎のケースという魅力的なアイテム。ちょっと地味に見えながら、ちゃんとこういう色気のあるアイテムも出てくるところが、絶妙なバランス感ですね。

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