謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のカレイドスターの感想。
サブタイトル §
第50話 「避けられない ものすごい 一騎討ち」
あらすじ §
主役の座を賭けたレイラのそらへの挑戦。
争わないステージを目指していたはずのそらは、胸が熱くなってきて、それを受けます。
そして、二人の対決となるオーディション。
真のスターを見つけられれば死ぬことぐらい許されるかもしれない、というレオンに対して、ステージに上がるなら自分のために、とレオンに言うそら。
同時に演技を開始するそらとレオン、レイラとユーリ。
演技中に、二人は互いの相手への思いをモノローグとして語ります。
天使なのに、勝つために悪魔のように戦うレイラ。それを見て、天使を育てる悪魔はレイラのことだったのか、と悟るカロス。
しかし、途中からそらは決められた演技からアドリブを入れて逸脱していきます。
客席から熱気が消えていきます。そらの演技によって、観客達が思い出す穏やかな思い出の数々。
そして、同時に演技しているレイラすらも、そらの演技に魅入られます。
オーディションはそらの勝利で終わります。
レイラは、自分がステージでやり残したことは、そらに負けることだったと言います。そして、次にスターになるそらに対して、そらに憧れてやって来る者達と全力で戦って負ける必要があると告げます。
感想 §
今回の凄さは、何と言っても、既にそらはスターの資質も自覚を十分に備えている状態で、そらが憧れたレイラが熱い挑戦者として来るところですね。
その点で、始まる前から勝負は見えていたようなところがあります。
かつての、ちょっとしたレイラの言葉で狼狽するようなそらとは違って、今のそらはレイラに何を言われようと、そう簡単に変わらない芯の強さがあります。その態度の王者的な雰囲気が、長い物語の末に到達した1つの魅力を示していますね。
まあ、それはさておき、アンナの練習レオタード姿が魅力的でした。こういう風に女性の姿を素直に純朴に描くことは、とても良いことだと思いますが、なかなかそういう例は少ないですね。
朝からこってりした中華料理をそらに食べさせるメイ。メイの好意の表現ではありますが、受ける方が困ってしまう好意というところが面白いですね。
靴下の左右が違うカロス。このカロスが、こんなに慌てているとは。これも面白いですね。
アドリブ入れます、とレオンに囁くそら。そのシーンが実に象徴的ですね。かつて、予定外の行動でアドリブを強要したレオン。今はそらの方からアドリブの主導権を取るとは。
そして、「夢を見続けた者だけが開けるものがある」のですね。
今回の一言 §
カレイドスターのサブタイトルは、ほぼ全て3つの言葉の組み合わせで、真ん中が「すごい」になっています。この例外は、第11話 「アンナの すごくない お父さん」が「すごくない」になっているだけでした。
しかし、今回は、「避けられない ものすごい 一騎討ち」ということで、「すごい」よりももっとすごい「ものすごい」という表現になっていました。そして、内容は確かに、「ものすごい」ものでしたね。