2005年07月14日
トーノZEROアニメ感想タイドライン・ブルーtotal 3870 count

空母の船体が山頂から海に落下するただそれだけのドラマに半分を費やす緻密な迫力!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日のタイドライン・ブルーの感想。

サブタイトル §

第2話「裏切り者」

あらすじ §

 キールは、ティーンが残したアイテムを使って、潜水艦ユリシーズの小型潜水艇に自分とイスラ親子を保護させます。

 山頂の空母はまっぷたつに割れて海まで落下します。

 ユリシーズでは、イスラ親子はそれなりに保護され、キールは艦長と会います。

 新国連(?)の太平洋艦隊は、ユリシーズを広島の凶悪な海底海流に追い込む作戦を開始します。

感想 §

 どうしても感想として2つのことを書いておきたくなりました。

 1つは、空母の船体が割れて、山頂から落下するまでに、ほぼ半分の時間を費やしたこと。落下シーンを丁寧に描いたことではなく、その状況に直面した人たちが非常に丁寧に描き込まれていたことが、とても良かったのです。そう、ある状況に直面した人間のリアクションが的確に描かれていれば、それだけで人は作品に集中できます。たとえ、映像がしょぼい特撮であったとしても。今ひとつ理解していない人がいますが、凄い映像をいくら作っても、それだけでは駄目なのです。人が描けてこそ、同じ人である視聴者は映像の中に入っていけます。その点で、今回のキールやジョゼの状況に対するリアクションの描き方は、並のアニメの水準を超えていたと言えますね。

 もう1つは、潜水艦内の「狭さ」の描写が的確であったことです。母子は魚雷発射管室(?)に寝かされているし、艦長に会いに行くキールとジョゼは狭い寝床が並んだ間の通路を歩いていきます。つまり、寝床を独立した部屋にするだけのスペースはないと言うことですね。

今回の一言 §

 ビジュアル的には、海底の原爆ドームが印象的ですね。

 軍人が見ている地図も明らかに日本列島だし、出てくる軍艦も海上自衛隊の護衛艦っぽく見えます。既に海上自衛隊ではなく、新国連(?)の太平洋艦隊のようですが。

 知っているものを、少しずらしながら見せるというのは、異世界の上手い描き方の1つです。完全に空想上の世界を描くよりも、ずっと上手いです。

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