今日、AmazonからDVDが届きました。
金がないのに買ってしまいました。
今回は通常版です。金もないし、本編さえきちんと見られれば良いので。オマケではなく中身に価値を認めているのですよ、これでも。
再生開始したら止まりません §
軽くPS2にセットして再生を開始したら、いや～、止まりませんね。
結局、途中で疲れが出て眠くなったけれど、最後まで見てしまいました。
やはり本質的に面白いのですよ、これが。
懸念されることは…… §
でも、この面白さが何も知らない人に上手く伝わるかというと、懸念があります。
というのは、これが理解できるのはディープな押井ファンだけだ……的な主張がけっこう散見されるためです。
映画にトンチンカンなケチを付けて、こうすれば良かった的な独りよがりを書いた上で、自分は押井の理解者であると気取ってみせる……。
そういう者達が書いた文章が溢れかえる世界を経由して、この作品に入って行こうとする人は、決定的に作品に対して誤った先入観を持ってしまうのではないだろうか……と懸念します。
あとで、あてにならないFAQでも書いておこうかな。
いやそれはどうでもいいのだ §
うん、そんなことはどうでも良いのです。
さて、DVDでこの映画を見た感想としては……。
劇場で見た第1印象と違って、牛丼の牛五郎より前が面白かったのが意外です。劇場では牛丼の牛五郎から面白くなった気がしたのですが、それが逆転しました。
ちょっと不思議な印象です。
それから、最初から最後までナレーターがマシンガンのごとくしゃべり続けていたという印象があったのですが、実は喋っていない時間もかなり長いということに気付かされました。実は、これも印象的です。
そして、やはり最後の中辛のサブが非常に印象的ですね。彼が消えていく終わり方は、とても印象的です。
それからもう1つ。最初のところで、カメラがぐるっとまわって、実は平面の重ね合わせでしかない舞台裏の仕掛けを見せてしまうカットがあるのも面白いですね。まるで、作品がインチキくさい虚構に過ぎない……と観客に提示しているようです。(もちろん、この作品は良い意味でインチキくさい虚構に過ぎないのだから、それを提示することは誠実なのだ)
