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温厚な微笑みが魅力の正人。だが、あやかしに対する場合には無感情で冷酷な態度を示す。そのギャップはいかなる心のねじれの現れなのか。
トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。
今日の妖逆門の感想。
サブタイトル §
第29話 『亜紀のたからもの』
あらすじ §
金の属性の世界に入った三志郎と正人は、ロンドンと亜紀に出会います。
亜紀は、お金さえあれば両親が家を空けて仕事をする必要がなくなり、ずっと一緒にいてくれると思っていました。
亜紀は、その目的のために「めきらの宝玉」を奪います。
この世界のあやかしはそれに怒り、亜紀を襲います。
三志郎達は亜紀を助けに来ますが、助け切れません。
亜紀は母親の言葉を思い出し、宝玉を返すことにします。
しかし、逆上したあやかし達はその言葉を聞きません。
宝玉の中にいた「めきら」という女性が出てきて、あやかし達を鎮めます。
亜紀は「めきら」に母を重ねて見ます。
「めきら」は亜紀に上位召還の玉を与えます。
扉を抜けて次の世界に出た時、三志郎と正人は二人きりでした。
感想 §
亜紀は、ある意味でゲームの主要なプレイヤーの中で、最も頭の切れる知性派と言えます。
それにも関わらず、宝玉を盗むという最も愚かしい行動に出ます。
そこが、屈折した心の描写そのものですね。
間違っていても行動せずにはいられない熱い心が、「めきら様」の心をも動かしたのは間違いないでしょう。
同時に、三志郎とロンドンがわざわざ亜紀を助けに来たのも、こういう心があればこそでしょうね。
何より、そうやって愛に対する飢えをストレートな迷惑行動で示す亜紀は、可愛いと言えます。
今回の一言 §
なぜか今回は個魔が多数登場しています。「めきら様」に母親を感じる亜紀を見ている個魔の心情はいかに!?