「続・弁財天から続く径路・これは古道なのだろうか?」の話の続きです。
この推定古道は、少なくとも明治の迅速図にある以上、おそらく江戸時代には既に存在していた可能性が大です。歴史的にどこまでさかのぼれるかは分かりませんが。(江戸時代よりもずっと前までさかのぼれることを前提に考えていますが)
そして、南側の末端付近をあらためて歩いたところ発見がありました。
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小商店街 §
まず、注目したのは南の末端付近にある自転車店です。ここは経堂駅から続く商店街とは分断された位置にあり、近くに他の店もあることからここに小商店街があると考えて良いと思います。現在の重心は表通りより、信号よりですが、推定径路を歩き終わって目の前に自転車店があるのは印象的です。
更に小商店街 §
更にここを起点に北上していくと、夕方の暗闇の中に浮かび上がってくる明るい小さな店があります。LIQUOR&FOODS KYOYAです。ここも小商店街と言って良いような気がしますが、古い道の屈曲点に小商店街が構成されているのは実に興味深いことです。おそらく、昔からやり手の経営者がここで客商売をしていて、最終的に今はLIQUOR&FOODS KYOYAということなのだろうと思います。ちなみに、前から何度も通ったことがある場所なので、とても意外です。
不自然な交差点 §
地図中の交差点Aと交差点Bは、現地に立つと接続が不自然であることが分かります。連続した道路が交差しているのではなく、まずクランク状に道があり、それを延長してつないだらしい不自然さが見えます。
感想 §
昔から気になっていたKYOYAが古道の推定経路上に出てきたのはびっくり。そもそも、暗い冬場の夕方に散歩していると住宅地の真ん中に突然明るく現れて驚かされる存在でしたが、まさかこういう形で場所の必然性を語る時が来るとは。
もう1つ自転車屋もね。恵泉裏通りを見に行く時に何回も通った場所です。