Subject: サカスがやばす・目標、前方の巨大艦(15mだそうだ)・赤坂でヤマトを見る
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20101121083926
名前: て
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おはようございます。
実は私、YAMATOも楽しく拝読していました~
私も完全YAMATO世代なので、興味深々でした。
実写版は、夢が壊れないか
…と観るのを未だ躊躇っています。
主砲の向き、斉射の事、取り上げていられましたが、まあYAMATOはショックカノン砲なのもありますが~
全ての主砲の砲撃データを統一し、砲術長が一斉射撃をする方法(統一射撃)を開発したのは、驚く事に旧日本海軍です。日清戦争の戦釧を元に日露戦争時にTの字戦法と伴に開発。東郷平八郎、秋山真之、広瀬武夫の誰かが開発したとも言われています。
実は意外とこの話は、ヤマト関連かもしれません。
戦艦大和と宇宙戦艦ヤマトの差異は、TV第1シリーズ第2話では「空を飛べること」に集中されます。
では、「空を飛ぶ」という問題が具体的にどこにあるのかといえば、「大艦巨砲主義の否定」にあります。
では、大艦巨砲主義とは何かというと、「敵よりでかくて重くて巨大な大砲を積んだ戦艦」こそが切り札という主義です。(当然空を飛ばす要素はない)
では、その思想がどこに行き着くかといえば、日本では日露戦争の日本海海戦と東郷平八郎です。日清戦争まで戻ると、そういう思想では勝っていないので。
その結果として、国家予算を食い過ぎる亡国の思想である八八艦隊が出てきますが、東郷平八郎こそがその思想的な黒幕です。
軍縮条約明けで八八艦隊の亡霊の復活である戦艦大和も、間接的に東郷思想のある種の体現者となります。
さてここからが最重要。
つまり、宇宙戦艦ヤマトとは、実は戦艦大和のシルエットを引き継ぎながら、この思想とは切り離されています。
だから、ヤマト世界でヤマトよりも大きな敵兵器はごろごろしているし、もっと強力な砲も珍しくありません。それゆえに、巨大であること(超巨大戦艦)や、新しいこと(アンドロメダ)、強力な砲を持つこと(メダルーサ)などは否定されていく世界観になるわけですね。
余談 §
- 下高井戸商店街の南端あたりに昔あった酒屋では、普通の店にないようなビールも売っていた オリオンとかもあったし、輸入物のバドやハイネケンもあったと思う。実は東郷ビールまであった
- 大好きな場所である多磨霊園駅南方の谷の向こう側にあるのは東郷神社である
- 市ヶ谷駅で降りて三番町に通っていたとき、通過した公園は東郷公園である
※ 東郷ビールは存在しないとかいう野暮な突っ込みは入れるなよ。東郷のラベルを貼った輸入ビールが置いてあったのは事実だから。
オマケ §
「というわけで、ヤマト=大型戦闘機解釈説に戻るわけだ」
「ほうほう」
「ショックカノンは戦艦の主砲じゃない。大型航空機の回転銃座ということになる」
「それで?」
「ならばそれぞれが持ち場となる範囲が決まっていて、同じ目標を狙わない」
「目標が超大型ミサイルとか1つに決まっていれば集中することもあるわけだね」
「でも、目標が1つの場合に限られる」
オマケ2 §
「ああそうか。ヤマトの発進時、本来ヤマトは宇宙空母とミサイルを撃つ」
「うん」
「でも、宇宙空母は劇場に行くと割愛されてしまう。ミサイルがメイン」
「それで?」
「大型航空機の回転銃座で撃つのはミサイルの方が圧倒的に似合っている」
「そうか。戦艦の主砲なら宇宙空母の方が似合っているものね」