「空間騎兵隊の最高に燃える状況は、生きて戻れるか分からないイスカンダルへの降下作戦であった」
「うん」
「古代の最高に燃える状況は、森雪のお見送りのキスであった」
「キャノピーへのね」
「ならば他の人はどこが最高に燃える状況だろうか」
「どこだろう?」
- 島の最高に燃える状況: 約束だで息子に敬礼したとき
- 徳川の最高に燃える状況: 酒がもらえたとき
- 佐渡の最高に燃える状況: 佐渡さん、ありがとう
- 沖田の最高に燃える状況: 死神と一勝負だ
- 古屋の最高に燃える状況: 燃え上がる前に戦死
- 安藤の最高に燃える状況: 知り合いが戦闘班長だと気付いて声をかけたとき
- 太田の最高に燃える状況: 太田は持ち場に戻れと名指して声をかけてもらえたとき
- 南部の最高に燃える状況: 砲口が砲口がと咆吼したとき
- 相原の最高に燃える状況: 無理でもやりますとワープ計算したとき
- 加藤の最高に燃える状況: 古代さん行って下さい
- 山本の最高に燃える状況: 敬礼
- 真田の最高に燃える状況: ニヤリ、かちっ
感想 §
「で?」
「結局一番燃えるのはやはり真田の『ニヤリ、かちっ』だな」
「そんなもの?」
「だから、おいらの場合そこで燃え尽きて最後のデスラーの襲撃はある意味で蛇足なんだ」
「古代と雪のお別れは別にどうでもいいってことか」
「より正確に言い直そう。古代が決意するところや、古代が最後に突っ込むところは見応えがある。でも、雪との別れはある意味でどうでもいい。古代と雪の2人だけの問題で、『ニヤリ、かちっ』で燃え尽きちゃった観客にはあまり意味がないからだ」
「古代と真田の問題の方に感情移入しちゃったわけだね」
「まあそんなもんだ。おっさんのファンの年齢層で森雪に感情移入はできん」
「それだけ?」
「感情移入できる先が古屋だったりすると、殴られて怖い女だし」
「なぜ古屋?」
「ヤマトに自分が乗れたとしても、古屋レベルがせいぜい。とても古代の役目は無理と思えば、そんなものだ」
「古代はおろか、加藤や山本レベルも無理ってことだね」
「そりゃそうだ。自分が盾になって古代達を行かせることもできないし、墜落しながら敬礼できるほど人間はできちゃいない」
「でも、訛って喋りながら戦う前に落とされる立場ならできると」
さらば感想愛の燃える状況達 §
「で、君のことだ。ちゃんとオチが用意してあるんだろ?」
「その通りだ。実は徳川の燃える状況に関しては異説がある」
「どこ?」
- 徳川の最高に燃える状況: エンジン出力低下、なるも航行に支障なし
「そうそう。それも燃える。っていうか、エンジンルームが被弾して燃えてるよ!」
「ね、燃える状況だろ?」
「なんか違う」
オマケ §
「古代さん私も連れてって」
(古代、かちっとパルスガンの強度を切り替える)
(そしてニヤリと笑って雪の背中を撃つ)
(森雪失神から回復してから抗議する)
「パルスガンのレベル2って熊でも失神するレベルよ! なんてことをしてくれるのよ古代さん!」
「じゃ、これで良かったんだ。オレも古屋も殴った凶暴女だからな。森雪じゃなかったら佐渡先生のお世話になってるぞ」
「ひどーい!」
「どうだ。古代でもできたぞ。『ニヤリ、かちっ』」
「そんな怖い古代はいやだ~」
「コダイ改めコワイと名乗ろう」
オマケ2 §
島「いいフネだ。無駄にするな」
古代「そう思うなら、砲口のあれをすぐ取ってくれ」
オマケ801 §
島「このフネの操縦桿を握ってるのはオレだ」
古代「じゃ、島の操縦桿はオレが握る」
島「やめてくれー。雪、古代はおまえに渡すぞ」
オマケIII §
「このように、SPACE BATTLESHIP ヤマトも玩具にできるようになってきた。偉大な進歩だ」
「本当に偉大な進歩……?」
「乗組員も多いからカップリングも自由自在」
「なんだそのカップリングって」
「しかも、男みたいな森雪までいるからバリエーション無限大」
「何のバリエーションだよ」
オマケよ永遠に §
「というわけで、失神した森雪を抱いた島がカーゴに行く間、2人切りの世界がある。はたして、島は平静でいられたのだろうか」
「ティンエージャーの少年なら我慢できなくなって触ってみるとかあるかもしれないが、子持ちのいい大人だろう」
「しかし、それが危ない。男の欲望は無限大だ」
「まさか」
「森雪の子供の父親が古代と誰が決めた?」
「まさか島にもチャンスが!」
オマケ完結編 §
「しかし、島には森雪よりヤマトが大事だったみたいだ」
「最後の台詞がヤマトを無駄にするなってことだものね」
「ってことはヤマトと別れの一発」
「なんだよその一発って」
「号砲一発!!宇宙戦艦ヤマト始動!!」
「島、パイロットの席に着け」
「そして、続編はヤマトの子供が出てくるわけだ」
「おいおい」
「名前はそうだな、ヤマトの子供だから」
「ヤマトナデシ子?」
「ヤマ子がいいぞ。どこからきたの、ヤマ子。ねえ、ヤマ子。何を求めて彷徨うのヤマ子」
「おいおい」
「で、母を自爆させた古代の息子に復讐に来るんだ」
「怖いホラーだ」
「ノンノン」
「違うの?」
「怖いボラー連邦の手先として、銀河連邦はるかに超えて光と共にやってくるのだ。いまだ、変身! 北野と南部」
「また大ボラ吹いて」
オマケ復活編 §
「ちなみに、銀河連邦じゃなくて本当は銀河連峰だからな。間違えるなよ」
「誰が間違えるんだ」
「しかし、銀河連峰ちゅうたら山ですよ。宇宙に山」
「それは凄いね」
「宇宙に海があるヤマトに匹敵するぞ」