「ちょっとジョーさん、出番が早いですよ。あしたのジョーは2/11から上映ですって」
「バカを言え。オレは人呼んでコンドルのジョー。あのジョーと一緒にするな」
「ええっ?」
「島村ジョーと一緒にするのもなしだぜ」
「しないしない」
「ナンバー5^H2、マッハ号^Hジョー。みんな見てくれ底力。胸にでっかい2が燃える♪」
前置き §
「何でこの話の枕?」
「G2という席でSPACE BATTLESHIP ヤマトを見たからだ」
「ぜんぜん意味ねえ」
「でもないぞ。G2号の声優はSPACE BATTLESHIP ヤマトのナレーションだ」
「そこにつながるのか」
7回目の鑑賞・8回目の鑑賞 §
「昨日は7回目の鑑賞であった」
「2/1の鑑賞を7回目って言ってなかった?」
「頭を丸めてお詫びする。ただの数え間違いだ」
「じゃあ、今回が真の7回目ね」
「そうだ。そして、8回目のチケットを最終日用に確保したので、致命的な問題が無い限り8回の鑑賞で今回のヤマト祭りは終了だ」
「8回目のチケットをもう確保したの?」
「明後日のことだからな。遠い未来ではない。TOHOシネマズのSPACE BATTLESHIP ヤマト終了の日だ」
「どうしてそんなに先行して?」
「実は今になって良く分かった。シネマイレージクラブに入って、ポイントをためていたのはこの日のためだったのだ。しかし、ポイントで席をリザーブするのはネットではダメで窓口に行かねばならん。まず無いとは思うが、最終日は席が埋まる可能性もゼロではなかったので、劇場に行ったついでに早めの確保とあいなった。たとえ空席があっても思い通りに席が取れない可能性もあるしね。ちなみに、ポイントでチケットを発行することは当日でなくてもOKだった」
「なるほど。しかし、本当に後先考えないで燃え尽きる気だね」
「そうだ。通常なら週に2回も映画を見る贅沢はしないところだ。まして割引にもならない日に映画を見る可能性など限り無く低いぞ」
「そのためのポイントだね」
余談・履歴 §
「ちなみに、シネマイレージクラブの2010年12月1日から2011年2月10日までの鑑賞履歴は以下の通りだ」
- 1 2011/02/10 SB ヤマト 府中 PREMIER
- 2 2011/02/08 SB ヤマト 府中 PREMIER
- 3 2011/02/01 SB ヤマト 府中 PREMIER
- 4 2011/01/25 (デジ)ゴセイジャーVSシンケンジャー 府中 SCREEN1
- 5 2011/01/23 ハイブリッド刑事 日劇 NICHIGEKI-1
- 6 2011/01/14 SB ヤマト 府中 SCREEN6
- 7 2011/01/04 (3D)イナズマイレブン 府中 SCREEN1
- 8 2011/01/01 SB ヤマト 府中 SCREEN6
- 9 2010/12/28 SB ヤマト 府中 SCREEN6
- 10 2010/12/25 (吹・3D)トロン:レガシー 府中 SCREEN4
- 11 2010/12/21 仮面ライダー×仮面ライダーオーズ&ダブル 府中 SCREEN6
- 12 2010/12/14 武士の家計簿 府中 SCREEN4
- 13 2010/12/10 SB ヤマト 府中 SCREEN6
- 14 2010/12/01 SPACE BATTLESHIP ヤマト 府中 SCREEN3
「半分以上SPACE BATTLESHIP ヤマトじゃないか」
「ははは。でも、これでも真のマニアから見れば手ぬるいぞ。何せSPACE BATTLESHIP ヤマトの鑑賞回数が一桁なんだからな」
夢のヤマト鑑賞 §
「というわけで、昨日だ」
「うん」
「実はいつの日かと夢見ていたヤマトの鑑賞方法がある」
「なんだいそれは」
「ガラガラの劇場で上映されるヤマト独り占め」
「なんて贅沢な願望だ」
「簡単に実現出来るはずだったのに、なぜかヤマトを見に行くといつも営巣に入っちゃう、じゃなくて客が多い」
「それを贅沢というのだよ」
「しかし、そろそろ実現出来そうな気がしてきた」
「そろそろ客も殺到しなくなった頃だね」
「終わり間際だしな」
「それで?」
「実際に、ヤマト以外では貸し切り状態で映画を見たこともあるから、これは無理な要求ではないと思う」
「そうか」
「というわけで、理想的には他の客が0人。さすがにそれは厳しいとしても、3人は超えないであろうと予測を立てた」
「でも、シネマイレージ会員は1300円の日なんだろ?」
「それで客が増えるとはあまり予想できない。たぶんヤマトファンも木村拓哉ファンも会員になってないからだ」
「SPACE BATTLESHIP ヤマト上映中しか通わないなら会員のメリットがあまり無いってことだね」
「しかし、最終日は最終ということで人が増える可能性もあり、そこは油断できない」
「なるほど」
「というわけで、予想は自分の他に0人から最大3人であった。本命の予想は2人。まあ他の客が2~3人ぐらいなら、こちらも気兼ねなくだらだら見られるし、まあいいかと思った」
「うん」
「でも裏切られた」
「なんですと!」
「おいらの他に客が5人もいた。ガラガラというのは確かだが、またしても予想が裏切られた。またもヤマトマジックだ」
「常に予想の上を行くヤマトってことだね」
売店で §
「予想の上を行くといえば」
「といえば?」
「売店の横のコーナーは、だいたい1:4:4の割合でAKB48本:あしたのジョー主演表紙本:木村拓哉表紙本が積んであった」
「ほほう」
「木村拓哉表紙本が実質ヤマト本であるとすれば、まだ信じられないヤマトの勢いが残っていることになる」
「それは凄いね」
「これもヤマトマジックだ」
宣伝 §
「ヤマトを応援しているというタマホームのCMがまだ流れていた。ヤマトを応援していますという文言までまだ出ている」
「さすがタマホーム!」
「日本の家は高すぎる!」
「高床式住居は床が高すぎるんだね」
「縄文時代の竪穴式住居に戻せ!」
「なんか違うぞ」
「ヤマトぉ~♪」
感想本編 §
「本編の感想を頼むよ」
「実は、ここに来て開始早々また泣けた」
「おいおい」
「さすがに疲れているから静かなシーンで眠くなるのは致し方がないが、気になることは次から次へと出てきて、大焦りだ」
「だってもう終わりだろ?」
「そうだ。もう上映が間もなく終わりだというのに、疑問点がまだまだあってあと10回は見ないと収まらない感じだ」
「おいおい、どうするんだよ」
「BD待ちってことで話は終わろう。BDならポイントに絞った再生も簡単だし、解像度も割と高いからモブキャラの確認もできるし、まあいいか」
「そうか」
「あと、次のシーンや次の台詞がほぼ前もって予測できたよ。ははは」
「暗記するほど見てるのか」
BGMの問題 §
「真田がミサイルの破片を調べている際のBGMもサントラに無いかもしれない。少なくとも曲順が順番通りとすればそこにない」
「今更気付いたの?」
「映画を何回も見て自然に頭に入ってしまい、気になっていなかったらしい」
規模の問題 §
「冷静に見ると、ガミラス・イスカンダル星に降下する戦力が少なすぎる。防戦する戦力も少なすぎる」
「そうだね。空戦を生き延びて着陸できたのは4機だっけ?」
「実際にカーゴから降ろされた車両に至っては1両のみだ」
「うん」
「このスケールの小ささはおそらく予算がないからだ」
「ハリウッド並みの予算があれば大軍団でも描けたろうってことだね」
「でもさ。これは結果オーライだと思う」
「ほう。どうして?」
「軍事行動ではなく冒険なんだというムードが感じられるからだ」
「そこが重要?」
「そうだ。ただの軍隊ものならヤマトがこれほど支持されるものか」
真田の問題 §
「沖田艦ブリッジのシーンを見ていると、何か考え込んでいる真田が、沖田が佐渡に質問すると古代の連れ去られた方を見るのだ」
「沖田が言うのは、なぜ古代は生きてるのかってことだね」
「そう言われて古代の方を見るのだ。そういう台詞のない渋い演技が真田は多い」
サブキャラの問題 §
「佐々木には台詞がある、ということを前回確認したが、今回は太田の台詞がけっこう多いことに気付いた」
「そんなに?」
「たぶん3つ以上ある」
「曖昧だね」
「そこが確認したいところなんだけど、憶えきれない」
「そうか」
「佐々木にも太田にも台詞があり、徳川の後ろの男が藪だとすると藪にも台詞がある。実はかなり真剣に、いるだけのキャラをできるだけ排除しようとしているように見える」
「可能な限り、どのキャラにも台詞を1つでも言わせようという構成上の努力だけ」
「そこで、『みんなで動かしているヤマト』というムードが上手く出ているわけだね」
なぜ古代は「馬鹿め」なのか §
「古代は森雪のために飛び出した」
「うん」
「沖田は馬鹿めと言った」
「そうだね」
「でもよく考えると、その通りなんだ」
「えっ?」
「すぐ加藤が助けに行けばもっと短い時間で救助は完了できたはずなのだ。そうすれば、酸素残量はこれほど危険にならず、島もヤマトを横ロールさせる必要もなかった」
「そうか。そもそもブラックタイガー隊は現場にもともといたわけだ」
「ずっと短い時間で駆けつけられる」
「いちいち古代が自分でコスモゼロに乗って出る時間が惜しいわけだね」
「沖田に対抗意識を持って、むやみに自分でやりたがった古代の負けだ」
戦い終わって日が暮れて §
「というわけで本日のヤマトは終了の予定であった」
「見ようにも1日1回の上映ではもう見られないしね」
「しかし、そうではなかった」
「なに?」
「帰ってメールボックスを開くとこんなDMが届いていた」
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「わはは。黒木メイサって森雪じゃないか」
「またヤマトを強烈に意識してしまった」
「これもまたヤマトマジックだね」
オマケ §
「ちなみに、録画してあったニューヴェストロイアを見たら凄かった、アイキャッチでいきなり、『はかったな、スペクトラ』だ」
「スペクトラ?」
「金髪仮面の美形男だ。シャアみたいな奴と思えば分かりやすい」
「ははは。そういうことか」
「こういう部分の工夫で面白がらせようとしているアニメに対して、それを評価して面白がってやらないで何のためのアニメファンだ」
「ためにためた分だけスーパーハイテンションだね」
「はい」
「でも、君はアニメファンは絶滅危惧種で実際は声優ファンしかいないと言っていたじゃないか」
「しまった、墓穴を掘った」
「わざとだろ?」
「わざとチーム古代のエンブレムを隠してバカにする古代と同じだよ」
あしたのオマケ §
「現在はなぜか伊達直人ブームだ」
「ランドセル・プレゼントの人だね」
「本屋にもタイガーマスク本があったりする時代だ」
「あしたのジョーがせっかく公開されるのに水を差しているみたいな感じだね」
「でも本当に重要なことはそこではない」
「というと?」
「本当に重要な感想はまたあした」
「ぎゃふん」
「本当に重要な感想は明日に向かって書くべし」