The art of from up on Poppy Hill : コクリコ坂から
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コクリコ坂から
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2011年07月15日
トーノZEROアニメ感想コクリコ坂からtotal 5558 count

映画「コクリコ坂から」の感想の感想

Written By: トーノZERO連絡先

「なんだいこれは。感想の感想?」

「別に他人の感想を見て回っているわけではないのだけどね」

「じゃあ、なんだよ」

「このサイトは表紙でカウントのランキングが出る」

「うん」

「7月初旬はSPACE BATTLESHIP ヤマトBD関連の話題が圧倒的に読まれていた」

「木村拓哉ファンとヤマトファンと山崎貴ファンが集まれば圧倒的ということだね」

「しかし、その勢いはあっさり逆転した。そのあと、コクリコ坂の感想が圧倒的に読まれる状況に陥って目を白黒させた」

「なんだって?」

「宮崎吾朗監督の評判は良くない、という前提で語っていたのだが、どうも状況としてコクリコ坂の評判は良いらしい」

「どこにそんな証拠があるんだい?」

「たとえば軽く検索して出てきたこれ」

前評判を覆す?吾朗監督コクリコ坂からより

しかし、試写会でいち早く観賞を終えた人は、

・めっちゃ面白かった!ジブリ作品で泣いたのは久しぶり

・『耳をすませば』が好きなら映画館へ行くことをおすすめします

・ちょっぴり大人向きですが、とても感動的な作品でした

・いつもながら料理が美味しそう。お腹を空かせて観るのは厳禁!

など高評価をアップ。高度経済成長の時代に前を向いて生きていく若者たちの力強さと、スタジオジブリならではの温かみのある繊細な描写が見事にマッチしているよう。企画と脚本を担当した宮崎駿の手柄という声も上がってはいるが、やはりカエルの子はカエル、吾朗監督の手腕と考えていいのではないだろうか。

「へえ。評判がいいのか」

「実は別の証拠もある」

「それはなんだい?」

「TOHOシネマズ府中では、コクリコ坂は3つのスクリーンに上映予定が入っている」

「えっ?」

「もちろん時間の都合で別のスクリーンで同じ映画を上映することもあるから、多ければ偉いという話でもないのだが、それにしても3スクリーンは多い。営業的に手応えがある証拠だろう」

「そんなに?」

「ちなみに、同日公開のポケモンも2スクリーンなのだが、実は2作品同日公開で同じ映画を2スクリーンでやるわけでは無い。コクリコ坂の期待値の高さが分かる」

「映画制作者側の期待値じゃないの?」

「劇場は制作者ではないから、やはり客が来る映画の上映回数を普通は増やすよ」

「じゃあ、本当に客は来そうなの?」

「そこまでは分からないが、客が本当に来そうな勢いはあるってことだろう」

残念ながら §

「というわけで、実は密かに計画していた予定が危ういかもしれない」

「計画?」

「コクリコ坂の公開初日に、TOHOシネマズ府中に行って、ガラガラの涼しい劇場で1人で堪能して帰ってくるという計画さ。別にみんなにこの映画の素晴らしさを知ってもらいたい、なんて偉そうな希望はない。自分が楽しければそれでいい」

「つまり混みそうってこと?」

「いや。ポイントを消費して見ようと思っているのだが、そのためには劇場の窓口で発券してもらう必要がある。ネットで事前に席はリザーブできないのだ。しかし、もしも席が埋まったら……」

「そうしたらどうするの?」

「次の上映まで待てないからポケモンを見て帰ってくるしか無いじゃないか」

「ぎゃふん」

「でも、ポケモンも人気あるし、けっこう人で埋まるかも知れない」

「確かに」

「今回のポケモンは2本同時上映だから、客が分散されることを祈ろう」

「それだけ?」

「あるいは行列ができて発券が遅れて、開始前にスクリーンに入れなかったら、という懸念もある」

「それも痛いね」

「その時は出直すかな」

オマケ・坂の町 §

「そうそう。映画を見るなら坂の町で見たいね」

「横浜じゃなくて?」

「横浜が近くない人も多いだろうし、せめて坂だ」

「府中はどうなのさ」

「京王線の府中駅から南の方に行くとどう行っても下り坂だ。巨大な多摩川がそこにあるからな。そこの土地が低いから必然的に坂だらけだ」

オマケ2・坂の町2 §

「そうそう。映画を見るなら坂の町で見たいね」

「横浜じゃなくて?」

「土地じゃ無いよ」

「えっ?」

「だって挿入歌は『坂』本九だぜ」

「ぎゃふん」

「上を向いて歩こう。京王線改札との連絡通路は2階だが、府中の劇場の入り口は4階だぜ。上を向いたら入り口が見える」

オマケ3・懺悔 §

「すまん。肝心なことを見落とした」

「なんだそれは」

「実は挿入歌が4つあるらしい」

「うん」

「1つは坂本九。残りは手嶌葵が歌っている」

「そうらしいね」

「ところが、手嶌葵の挿入歌3曲は作曲谷山浩子だったみたいだ」

「えっ?」

「しかも、うち2曲は作詞 宮崎吾朗・谷山浩子らしい」

「えー?」

「あの印象的な『朝ごはんの歌』の歌詞はさ。監督の手も入っているが谷山浩子の手も入っていたのだよ」

「そんなに谷山浩子って好きだったの?」

「そうでもない。谷山浩子のCDは1枚も持って無いし」

「その割に平静じゃないね」

「世代的にはビッグネームだ」

「念のために聞く。本当にCDは持って無いのだな?」

「うん。もちろんだ。ネコじゃないモン!のイメージアルバム(谷山浩子)のLPは持ってたが、CDは持って無い」

「LPは1枚あるのかい。しかし、LPなんて死語だろ。説明無しに使っていいのかな?」

「谷山浩子が分かる世代なら通じるだろう」

「ぎゃふん」

「あるいは1963年の時代が分かる人なら分かるだろう」

「ぎゃふん」

「というわけで、もう1回見たい理由がもう1つできた。歌っているのは別人と言え、それはネコじゃないモン!のイメージアルバムでも同じ事。全曲が谷山浩子の歌ではなかった。それを考えれば、谷山浩子が手がけた『朝ごはんの歌』をまた聞きに行くのも悪くあるまい」

オマケ4・更なる認識 §

「そうか。1956年生まれの谷山浩子はお姉さん的世代だ。もちろん、リアルな1963年を知っている世代だが、それを味わったのはまだ幼い子供時代だ」

「1963年の時に7歳ぐらいか」

「だから、大人視線で見たリアルな1963年ではなく、子供視線で見ている。それゆえに、現代に隣接したファンタジー空間としての1963年という時代の空気感を音楽で出すためには、谷山浩子はベストの選択なのだろう」

「そうか」

「実は、音楽の武部聡志も調べたら1957年産まれ。同じ理由で、これも時代的に狙ったチョイスだろう」

「現代に隣接したファンタジー空間としての1963年という時代の空気感を音楽で出すための選択ってことだね」

「そうだ。知っているけど、大人の視線では見ていない世代だ」

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