テーマ §
サーシャとアルフォンは似ている。若さは馬鹿さ という前提で永遠にを見てみようか。
結論 §
サーシャもアルフォンも若さは馬鹿さであった。しかも、古代と雪も若さは馬鹿さであった。
まとめ §
長所を探すと、うなるほどある凄い映画。
ヤマト史上、最大にして最強であったはずの映画。
でも、全体を通すと凡庸な印象しか残らない不幸な映画、
考察 §
この映画の不幸はやはり『頑張りすぎ』。
やりたいことやチャレンジが多いのに、映画の尺はそれにとても追いつかない。映画としては長めだが、焼け石に水。むしろ伸ばした分だけ印象が散漫になってしまう。必然的にどの要素も食い足りないまま放置されてしまい、要素間の関連性も希薄になって食い足りなくなってしまうのかも。
実際、「歌が多い」ことと「四角関係」はおそらく時間的に両立しません。歌を活かすならアルフォンとサーシャのどちらか思い切って切るべき。切らないなら歌を減らすべき。
時間の問題から行けば、中間補給基地攻略は圧倒的な作画上の見せ場であり切れないのは分かるものの、実は切ってもストーリー進行に何の差し障りも無い切りやすいシーン。仮死状態で切り抜けるシーケンスの方がストーリー上ずっと重要。古代は死んだと雪に思わせるために必要。今のままだと、アルフォンが下手な嘘をついただけになってしまいます。
死んだスターシャがぺらぺら喋るところも、実際は切りどころ。この映画では何ら活躍しない関係ないキャラです。切っても全体の印象は変わりません。サーシャの自問自答で十分。
アルフォンも面白いキャラなのに、出番が少なすぎ。もっと森雪を追い詰めるような見せ場を用意した方が良かったと思いますが、実際には無理だったのでしょう。
個別のメモ §
- N「ゴルバとの戦いもヤマトの活躍で終結し……」嘘だ。ヤマトじゃ無くてスターシャの自爆で集結したんだ
- 原作「松本零士・西崎義展」連名
- 冥王星の手前で惑星3つを赤くしている。ヤマト世界の太陽系だと第11番惑星ぐらいしかないはずだが、3つとは? もちろん、惑星直列していなければ距離順に訪問しないのは奇異では無い。冥王星の後は海王星?、土星、木星、火星の順
- 古代はパトロール艇の艇長。艦長までやった古代がこの扱いは貧弱だが、松本解釈で艦船=航空機ならありの解釈
- 古代守「迎撃ミサイル連射六束」 ハーロックの亡霊だ。ハーロック予定者の古代守が、「パルサーカノン連射6連」みたいなこと言ってるよ
- 古代守は地球防衛の責任者だ。だから責任を感じて藤堂のために自爆してしまう
- 背中に藤堂と森雪を背負って指示を出す古代守。やはり責任重大
- 「バカ、勤務中だぞ。兄さんとは何だ」甘えが出ている古代。肉親が上司だものね
- 通信で雪に優しい声もかけない朴念仁古代
- 旧防衛軍近くの未開発エリアに降りる重核子爆弾。伏線だね
- さあ、マゾーンのペナントが降りたぞ
- 空間騎兵隊と連装砲身の戦車
- センサー車
- 敵兵士降下
- 重核子爆弾にだけ警戒して上空から来る敵兵に奇襲されて壊滅する空間騎兵隊
- 火星人が来た! なに? 三脚掃討戦車?
- 火星人のメカその2だ。 なに? パトロール戦車?
- 敵戦車コクピット視点。敵のコクピット視線がヤマト映像の特徴だな
- 戦闘爆撃機
- 実はちゃんと地上部隊が反撃している地球防衛軍。古代守が指揮しているだけあって、それなりに機能している
- 無人艦隊の島! 無人艦隊の問題は強そうに見えないことだな
- 無人艦は艦首の上が赤くて下の突起に波動砲。上下逆転
- ガリアデスが来たです
- あまりに弱すぎる一方的にやられるだけの無人艦隊
- 島「無人艦隊の弱点を突かれたか」無人艦隊研究済みの敵。というか何が無人艦隊の弱点なのか良く分からない
- 藤堂の命令書。反乱だった「さらば」とは違うけど緊張感は無いね!
- ヤマトを探せ! 同じ技術で作られた他の艦はいいの?
- 「古代君。会いたかった!」「僕だって」嘘つき古代。会いたいならなぜ有人機基地に向かったのだ!
- 雪の胸ポケットで、暖められた命令書
- 結局、どうしていいか分からない時は沖田艦長頼み
- 手を握り合う古代と島
- 島「我々はほとんどここにいるんです」いや、ほとんどというには人数少なすぎだろ
- 「あるんだよ、ヤマトが」それに驚くな! あれほど廃艦に反対したあんたらが行く末を知らないとは思えない!
- 大統領避難用の連絡艇を使うって、大統領はどうするのだ。というか、既に大統領が使った後ならどうするのだ
- なぜかドアの開け方を知っている森雪。さすが藤堂の秘書。秘密情報にも明るいと見た
- 下が赤い連絡艇。セオリー通り
- 連絡艇のハッチを開けられる雪。藤堂や雪はそうやって大統領を逃がす役目だったはず
- 雪落下。古代飛び出す。相原古代を抱く。つまり、新たなる旅立ちで雪が気になると告白した相原は、古代が雪のところに行くのを阻止した?
- 持ち上げて落下させたということは、雪のダメージ倍増
- 雪を回収する時間も無いとは、自動システムはやはりダメだね。手動のヤマトなら粘れたはず
- アルフォン登場! 真打ち登場だ!
- 「ヤマトを自分で探せ」と挑発して処刑される藤堂。自業自得だ
- 武装解除されたはずなのに、なぜ古代守は自爆できるのか。実はイスカンダルの技術で機械の身体に改造されていたのでは? 真田以上に! イスカンダルの技術だから敵も見抜けなかったのでは?
- 表記はイカルスだ。イカロスじゃない
- 返答しないイカルス。無線封止はバッチリ
- ヤマトの第3艦橋そっくりだ!
- 加藤の弟か!
- 山南艦長に敬礼。命令書でヤマトに来た以上、山南が艦長に任命されていたら彼に従うしか無い
- 真田澪登場だ
- 無駄な武闘派の藤堂
- 母星へ行こう! なんか根拠が薄弱だなあ
- 永遠にの絵の美しさは破格だ
- イカルスの岩盤を破壊して発進するヤマト。描き混まれた岩石の多さといい、やはり破格だ。CG時代ならともかく、手描きでこれは凄い。他にあまり例が無いゴージャスさだ
- 挿入歌。あのこがくれた、星のペンダント♪ この映画が長いのは歌が多いからだ
- ヤマトを探せ! ちゃんと見つけたから偉いぞ。優秀だ。すぐワープで逃げられたけど
- 「なんとはやいワープだ」
- 目覚める雪。目の前の「敵」に警戒するより自分の貞操を心配して身体を隠した!
- アルフォンの他に衛生兵もいた
- 身体を隠す雪にビクッとするアルフォン。若いぞ。青いぞ。それぐらいでビックリするとはさすがアルフォン
- 「高速連絡艇には生命反応が消えていたそうだ」仮死状態でやり過ごすシーンがカットされたので矛盾したな!
- ワープでレーダー故障。ワープすると壊れるのはヤマトの定番
- 偵察機を出すのは基本的にはいい判断
- また挿入歌
- 「みてみて。私よサーシャサーシャ」「そんな馬鹿な。君は火星で死んだはずだ」
- 「(サーシャのことは)守にいさんから聞いて知っていた」でもヤマトのことは聞いてなかったのね。それじゃ真田がイカルスにいる理由が謎じゃないか
- 実はサーシャに守の死を伝える古代の顔がいちばんいい古代の顔かも知れない
- 昔、サーシャに魅力を感じられなかった理由が分かった。雪に似てるスターシャに似てるサーシャだから、そういう魅力を期待したが、むしろーティーンエイジャーの丸っこい貧乳ボディとして丁寧に描かれているから、そういう意味での魅力を見ないとダメ! そう思うと凄くいい作画!
- 大中間補給基地だ 金田ワールド発進せよ!
- コスモタイガー溝に突入! 元ネタはSWなんだけど、エースコンバットに通じる展開だね!ドームが閉じて閉鎖空間の戦闘もエースコンバットに通じる
- 余韻も無く連続ワープに
- 海峡があるはずだ。と島では無く真田が言う。真田が言うと疑問を言わない古代
- 「有視界航法を取るしか無い」「敵だ!」1980年公開の「ヤマトよ永遠に」はファーストガンダム直後。ミノフスキー粒子を意識した?
- 「雪、左舷情報パネルスイッチオン」「違うわ」宇宙戦士として恥ずかしくない教育の成果だ
- グロータス登場・要塞だらけ
- 波動カートリッジ弾。台車で弾を運ぶSPACE BATTLESHIP ヤマトの元ネタここにあり
- 空間重魚雷発射!
- 飛び出せ空薬莢!
- 自分を殺した美しきエージェント
- 最高のエサで森雪の心を買おうとした間抜けなアルフォン。でも、間抜けだから断られてしまう。愛は無償なのさっ!
- ワープディメンジョン! 横長になった!
- 地球だ!
- ピラミッド、万里の長城。そして大和とくれば世界の三大馬鹿だ。あとはNWとパリと東京。
- サーダ登場
- ヤマトが沈む映像だ
- グラスをこっそりもらった相原
- 考える人ネタ
- 残る澪。未来が見えたな
- 爆弾の秘密を知るためなら地獄に墜ちてもいい雪。古代と結婚して地獄に墜ちた雪らしい台詞
- 死んだスターシャがべらべら喋る。会話してしまう
- 武闘派の藤堂に合流する雪。まさに地獄に墜ちたいタイプ。
- グロデーズ
- 考える人
- 指紋
- 得意げな太助
- ありゃ。重核子爆弾に下に空間騎兵隊が出てくるシーンのBGM、CD化されてない音源じゃないか?
- 軽装で空間騎兵隊と一緒に乗り込む森雪。さすがにスカートではない
- アルフォンがミル(大違)を撃った!
- 脳だけあればなんでもできる、まさに宇宙戦争の火星人
- 電影クロスゲージ、明度9
- 地球の張りぼて崩壊
- なんか黒い惑星上に誰だか分からない女の顔が出た! ここで叫んで死んだのがサーダなのか? いや、まだ後で出てくる。違うな
- 地球の爆弾対策完了
- ついに最終要塞のトンネル突入! まさに気分はACE COMBATだね!
- 全方位弱点だらけに見えて実は弱点が無い都市帝国が出た!
- 山南だけ死ぬ便利な被弾
- 自称部品の1つ
- 山南死んで逆上する古代
- でも、撃てない
- 「俺が撃つ。どけ!」上条じゃないよ、古代だよ
- 再度逆上する古代
- 死んでべらべら喋るサーシャ。母親の伝統
- 死んだ父親はいない。待っているのはスターシャだけ
- サーシャがスターシャのところにいくと、もう過去は振り返らない古代。目指すは地球
- ここにいないはずの雪が古代と走って再会。なんだか良く分からない背景の前で
- オレンジの人出た!
- オレンジでは出られる守
- 愛よしぼむな壊れるな
- 英雄の丘で待っているときはスカートになっている森雪
- 長かった。超大作だ
- 終わったと思ったらまた歌。むすばれた心の糸は見えない♪
オマケ §
「加藤の弟か!ではっと気づいた」
「何を?」
「新宇宙戦艦ヤマトはヤマト乗組員の子孫なのだ」
「松本零士は死んでもそっくりの肉親に置き換わるだけの世界観なのね」
「かもな。一方で、西崎解釈だと違う人が来る。徳川さんの長男太助が来ても、ぜんぜん似てない。復活編でおっさんに成長しても似てない」