「はたと疑問を感じた。出版されているシナリオ上でホワイト・ドッグ隊の記述は確認した。しかし、ブルーシャーク隊、ピンクパンサー隊は確認できなかった」
「でも、本には『没シナリオ』と明記されているよね」
「シナリオのどこかにブルーシャーク隊、ピンクパンサー隊が書いてあってそこが没になったのか。それとも、出版されたものとは違う没バージョンのシナリオがあって、この書籍のスタッフはそれを見ることができたのか。詳細は気になるところだ」
「それだけ?」
「もしかしたら、誰かがその没バージョンのシナリオのコピーぐらいは所持している可能性があるのではないか。そんな気もした」
オマケ §
「しかし、整合性ということを考えると、本来の設定上のブラックタイガー隊、ブルーシャーク隊、ピンクパンサー隊は小隊規模ではなかったのか」
「せいぜい2機か3機ってことだね」
「ダイラガーXVのカイラガーチーム5名、クウラガーチーム5名、リックラガーチーム5名の計15名ぐらいが想定される最大だが、まあ1チーム2名か3名が妥当なところだろうな」
「それを考えるとどうなの?」
「仮に1小隊2機編成としよう。ヤマト艦載機はブラックタイガー隊、ブルーシャーク隊、ピンクパンサー隊の3小隊で計6機。6機の宇宙零戦が一式陸攻のような宇宙戦艦ヤマトを護衛して山本長官のような沖田艦長を守るのだ」
「敵はP-38みたいな双胴ガミラス戦闘機だね?」
「別解もある」
「それはなんだい?」
「ブラックタイガー隊は戦闘機隊、ブルーシャーク隊は雷撃機隊、ピンクパンサー隊は急降下爆撃機隊。そうすると、戦闘機しかいない不自然な編成も解消できるが結果的に戦闘機で何でもやるブラックタイガー隊は戦闘爆撃機ばかりの今の世界には似合ってしまう」
「ぎゃふん」
「しかし、魚雷だからシャークというのは分かりやすい良い名前」
「だったらピンクパンサーは何だよ」
「何だろうね」