「これは、赤松先生。本気でUQ終わらせに来たな」
「えー」
「キリヱと刀太の最強ラブラブ話。二人のラブラブ話は一応、これで終わってしまったようなものだ。まあ、このまま終わるのか、もう1回ひっくり返すのかは分からないけどな。でも区切りが付いた。これで終わる」
「お婆ちゃんになってもキリヱを大切にしてくれる刀太って夢がある描写だね」
「夢だけどな」
「ぎゃふん」
「それから、キリヱの謎が解けたな。おそらく、UQ世界最大の謎だ」
「どんな謎だ?」
「キリヱの能力は不死ではあっても不老ではない。だが、明らかに不老扱いされている。それはなぜか」
「確かに死に戻りは不死を保障するだけで不老は保障しないね」
「しかしまあ、【最後のエッチシーン】だからなのか、出血大サービスだな」
「これ少年誌だろ?」
「確か、大昔、マガジンのイヤハヤ南友だったと思うが、【青年誌だから色っぽく描く】【馬鹿、これは少年誌だ】というやり取りがあったような気がする。マガジンの遺伝子なのかね。少年誌で行う過剰サービスのお色気は」
「イヤハヤ南友、永井豪作品だね」
「無駄に色気の多いマンガであった。特殊能力を持った少年のハーレムもの、と考えるならUQ Holderの御先祖様に近いかも知れない」
「でも、持ち味はかなり違うよね」
「永井豪は豪快で極太だ。それに対して赤松先生はもっと繊細でスケールが大きい」
「水と油だね」
「でもエッチな作品を描くのは同じ」
「そこだけは同じなのかよ」
「エッチは偉大だ」