昭和29年の京王帝都電鉄がどこから電力を受電していたのか【京帝たより100号記念縮刷版】で判明しました。
昭和29年3月1日(第8号)に図が存在します。
ここから分かることは以下の通りです。
- 東電の和田堀変電所と立川変電所(?)から受電している
- 京王線は双方、井の頭線は和田堀変電所からの電力を使用している
- それらから受けた電力を更に京王帝都側の直流変電所(複数)で変電して使用している
- 京王線は600V、井の頭線は1500Vで京王線は昇圧前である (井の頭線に見劣りしている)
- 和田堀変電所は利根川系、立川変電所は黒部系である。交流140KVで電力が来ている
- そこから京王の変電所までは交流20KVである
- 京王の変電所から先は直流600/1500Vである
和田堀変電所から井の頭線への給電は和泉変電所に繋がっていたと思われます。
距離はとても近いですからね。・
現在、和泉変電所は存在しません。久我山と駒場東大前に変電所があります。
京王線の方はどうつながっていたのか良く分かりませんね。和田堀変電所からでも、立川変電所からでもかなり距離があります。
和田堀変電所 §
現存します。
ここですね。
立川変電所 §
位置は詰め切れませんでした。
和泉変電所 §